ホシザクラ
ホシザクラというのをご存知ですか。
写真のように、ガクがきれいな星の形をしています。

先日、思いがけず、富山県の大原さんからメールを頂いた。
ホシザクラで検索したら、「南大沢の自然」が出てきて、2年前のページを見て、メールをくれたとのことである。
大原さんは、ホシザクラの発見者のお一人。2年前の新聞記事で、お名前は知っていた。
でも、メールを頂けるとは思っていなかったので、うれしかった。
そして、今回「仮称」が取れて、正式和名が「ホシザクラ」になったと教えていただいた。
論文も発表されて、学名も決まったそうだ。
学名は「Prunus tama-clivorum Oohara, Seriz. & Wakab.」。
順に、サクラ、多摩丘陵の住人、発見者3名のお名前です。
多摩丘陵の住人のサクラとはすばらしい名前ですね。
南大沢周辺だけに100本程度しかない、サクラです。
それも、新たには増えそうもない状況とか。
今年はまずどこにあるのか、近所から調べてみようと持っています。
ホシザクラをご存じない方のために、以下長文ですが、当時の記事を載せます。
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ホシザクラ その1 (2003/03/22)
ホシザクラについて、情報としてわかったことを載せます。
新聞などの記事と、他に得た情報を元にしていますが、あくまで参考情報としてください。
ホシザクラというのは仮称だそうですが、ここではこのまま使用します。
大原隆明・富山県中央植物園技師や芹沢俊介・愛知教育大学教授らが新種の桜を見つけたと3月11日の朝日新聞夕刊に載った。
ヤブザクラを調べていて、形態的、遺伝的に異なっていることから新種と判断。
ホシザクラは、5弁のがくの形が星に似ていることから名づけられた。
ホシザクラは、南大沢周辺にのみ自生している。
都立大の構内や、南大沢団地では清水入緑地に自生し、周辺の道路際の斜面に造成時移植されたものもある。
本数は100本程度。
花は、ソメイヨシノと比べると、咲く数も少なくてあまり目立たない。
3月15日の朝日新聞夕刊には、「いろいろ桜」として、記事が載った。
桜の種類は300種といわれているが、野生の基本的な種は8種。
カスミザクラ、タカネザクラ、マメザクラ、エドヒガン、オオシマザクラ、オオヤマザクラ、チョウジザクラ、ヤマザクラの8種。
ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種。
観賞価値が高いため園芸種として、接ぎ木などで増やされ、全国に植えられていった。
マメザクラと、エドヒガンの雑種が、ホシザクラや、ヤブザクラ。
両者の相違点は、がく片や花弁の違い。
花弁はホシザクラでは楕円形でやや内側へ巻き込み、抱え咲きとなる。
ヤブザクラでは円形で平坦、花は平開する。
共通点は桜の染色体は普通16本なのに24本あり、種子が出来ず根の先から出た芽でクローン繁殖する。
DNAレベルでは、1万年以上前に両者が誕生したと推論される。
現在多摩丘陵にはマメザクラとエドヒガンが近接する場所はなく、マメザクラは富士山麓など高地に多い。
1万年以上前の寒冷期には分布が重なっていて雑種が出来た可能性がある。
そろそろ、ヤブザクラは咲き出したようです。
写真が撮れたら、その2として載せます。
今回は、写真便りなのに写真無しです。
ホシザクラその2 (2003/03/29)
待ちかねたヤブザクラが咲き始めた。
ホシザクラを探しに出かけた。
家の周りで探してみたら、1本だけそれらしいのが見つかった。
本当にガクがきれいな星の形。
一筆書きの星。
紅色で光沢がある。
三角形で内側に巻き込んでいる。
縁に鋸歯がない。
花が楕円形で内側に巻き込んでいる。
たぶん間違いないと思うが。
ヤブザクラは、ガクの筒の部分は緑色で、光沢がややない。
星型とはならず、1片が三角形ではなく縁に鋸歯がある。
花は抱え咲きとならず、開いている。
ホシザクラという名前は、本当にピッタリだと思った。
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