天気雨
今日は、とても穏やかな天気の「文化の日」だった。
大平公園の樹々も秋の色に染まっている。
不思議だったのは、広場の西側の一ヶ所だけ霧雨のような雨が降っていることである。まるで天気雨だ。小さな高い雲はあるものの、雨雲は見当たらない。それも1本の桂の木のところだけである。先週も同じであった。この桂の木は枝先から小さな水滴を出る特別な木なのだろうか。間断なく降り続き、下の笹の葉に水滴の当たる音がして濡れている。
葉の裏側の中央付近からも落ちてくる。どうもおかしい。双眼鏡で見るとツマグロオオヨコバイが葉の裏にも、細い枝にも沢山いる。
そうか、この雨は、ツマグロオオヨコバイのおしっこだったのか。セミの仲間で、2cm弱の小さな虫である。バナナムシと呼ばれたりする。植物の導管の液(ほとんど水分)を主に吸うので、大量に必要となり、おしっこも沢山すると言うことだ。このまま成虫で冬を越して春に産卵する。
それにしても、こんなに大量のツマグロオオヨコバイが、この1本の木にいて、これほど大量に水滴を落とすとは知らなかった。手の平に受けてなめてみようかと思ったのだが、やめておいてよかった。
この雨を写真に撮りたかったのだが、すべて失敗だった。まだまだ撮影技術未熟である。
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チョウが吸水しているのを見ていると、お尻から水滴がどんどん出てきますが、あんな感じでこのヨコバイも吸っては出し…とやっているわけですね。ヨコバイにたかられている木は、大迷惑でしょうね。
そこだけ雨が降っているような不思議な光景、うまく写真に収められたらおもしろそうだなと思います。
投稿: しまりん | 2006.11.04 10:45
しまりんさん、こんにちは。
写真の技術はまだまだ向上の余地ありですね。
カメラの機能を十分把握して、最適な条件がその時に応じて探し出せなければ撮れない。何枚も挑戦したのですが、絞りF8、シャッター1/30秒くらいが良かったようです。水滴の写真に写ったときの太さ長さから見て。
投稿: 秀 | 2006.11.04 14:32