« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月の14件の記事

キバラヘリカメムシ2009

2年前の同じ時期に大発生したキバラヘリカメムシだが、今年も同じマユミの木に沢山いた。
今年は、多い年らしい。別の場所でも良く見る。
別の種類のカメムシも今年は多いようである。

葉の裏で幼虫が脱皮していた。
赤と黄で、良く目立つので見えにくいところでするのか、逆さになって脱皮するので葉の裏になるのか・・・
P9272797w750

しばらくすると色が落ち着いてこんな幼虫になる。
P9272789w750

成虫になると、翅ができるので上から見ると黄色い部分が減って黒く見える。
P9272794w750

カメムシは幼虫と成虫で、色や形がまったく変わってしまうのが多い。

2年前の大発生の記事はこちら→クリック

| | コメント (2)

昆虫の誕生

昨日の土曜日、小山内裏公園で年一回の昆虫観察会が行われた。
講師は、昆虫の絵本を沢山出版している吉谷昭憲先生。
観察会の前にセンター内で鳴く虫の説明があり、そして外へでて芝生の上で見た巻物が面白かった。
20mの布に、4億年の生き物の歴史が書かれた巻物である。
1億年を5mにしてあるので20mの長さになる。
この巻物を使って、昆虫は地球上にいつ現れたかの説明である。
R0012575w750

4億年前に、今でも落ち葉の下に行き続けているトビムシが現れた。
三葉虫が現れるよりも1000万年くらい前である。
R0012576w750

有名なゴキブリは3億年前。
それからトンボの祖先が現れたり、恐竜の時代になったりして、人類の祖先が現れたのが400万年前としても、巻物の最後の20cmくらいのところであった。
実際に今の人間の姿に近いのは20万年前としたら、1cmのところである。
R0012590w750

それに比べるとなんと昆虫のすごいこと。
人類の歴史の100倍も前に現れているのだから。
ちなみに、現在の地球上の動物の種類の半分は昆虫だといわれている。

親子での参加が多かったが、みんな熱心に見ていた。
たまにこんなことを考えてみるのもいい。

| | コメント (0)

見慣れないトンボ

先日、久しぶりに裏高尾に行ってみた。
夏バージョンのサカハチチョウに出会ったが、撮影したかったミヤマカラスアゲハはいなかった。
ところが、見たことのないトンボがいた。
まったくとまらず、1時間位飛び続けていた。
もっとも時々さーと高く飛んだり、見失ったりしたのでずっと飛び続けていたのかどうかは不明だが。
ホバリングもほとんどしないので、撮影するのに苦労した。
模様があまりなくて、黒光りする濃いグリーンのスリムな胴体で、眼もグリーンである。
P9162201w750

帰宅して図鑑で調べても良くわからない。
胸の辺りがきちんと撮影できていないので、模様もわからない。
トンボの師匠のTさんにメールで問い合わせたら、一発で「エゾトンボかのタカネトンボのオスではないか。」と、回答が来た。
なるほど、サナエトンボではなかったのか。
P9162237w750

山地にいるので、南大沢では見られそうもない。
それにしても、大変撮影しにくいトンボだった。


| | コメント (4)

アオイトトンボ 2

9月前半は、クロコノマチョウの卵から幼虫、蛹、成虫まで昨年はまったく見つけられなかったのが次々と見つかり、嬉しくなってずいぶん写真を撮った。
もっとも、見つけ方がわからなかったのか、今年多かったのかわからないが。
まだまだ、載せたい写真は沢山あるのだが、幼虫ばかり載せてもね、と躊躇しているところです。


ところが、9月後半になって、今度はアオイトトンボ撮影が面白くなってしまった。
我が家から近いのがいい。
それに、数が多いから、いろいろと撮影できるのだと思う。
というのは、アオイトトンボはヒラヒラ頼りなく飛んでいるようで、逃げ足は速い。近付くと逃げ近付くと逃げ、馬鹿にされているようで、結局見失ってしまう。眼を凝らしていないとクサにまぎれて見えなくなってしまったり、スーと池の奥へ逃げてしまう。でも次々と見つかるので何とか撮影できる。
逃げられても、こちらも超スローで近寄って撮影したり、やり取りが面白い。
それになんといってもマクロレンズで見ると美しい。

それでは、今日撮影したアオイトトンボを4枚ほど載せます。
P9222498w750


P9222570w750


P9222595w750


P9222598w750


| | コメント (2)

彼岸花とアゲハ

午前中は北風が強かった。
多摩川の交通公園に久しぶりに行ったが、更に強い風で、空は雲ひとつない青空。
チョウゲンボウが飛んだが、サシバは見られなかった。
ノビタキも見られず。
鳥見の人は数人いたが、顔見知りには会えなかった。
バッタは多いが、キリギリスは少ない。
桜ヶ丘公園に寄ると、ナガサキアゲハらしきものを見かけた。それと、ここでもアカボシゴマダラがいた。
毎日見ない日はないくらいである。
そして、長池公園にも寄った。
はるか上空でグルグルと輪を描いているサシバが一羽。どんどん上空に上がって、西へスーと流れるように渡って行った。写真にも撮ったが、点であった。もう少し早く気が付けが良かったのだが。
ブッドレアにはミドリヒョウモン、メスグロヒョウモンがいた。
ここでも、アカボシゴマダラを見た。

ヒガンバナにはアゲハが蜜を吸いに来た。
P9202394w750


| | コメント (2)

アオイトトンボ

野鳥が渡りをする季節となった。
先日、長池公園の上をサシバらしき鳥が2羽西へ飛んでいったが、はたしてサシバだったのだろうか。
一瞬で、確信が持てないが。
今日は、エゾビタキやコサメビタキを見たというブログ情報で、自転車で周辺を回ったが見ることは出来なかった。

水辺でアオイトトンボとアカトンボの仲間が飛び回っていた。
キイトトンボも1匹だけ、まだいた。
そして、アカボシゴマダラを見た。最近、近所を回るたびに目にするようになってしまった。

アオイトトンボはとっくに羽化していて、夏の間は林の中にいる。
この時期になると水辺に出てくる。
何匹もいるのだが、縄張り争いの最中なのか、なかなか近づけない。
撮影しようとすると、スーと逃げてしまう。
草にとまったので、裏側から近づくと、片目で見られてしまい、この1枚を撮ったら、さっと逃げられた。
P9192338w750

細い茎にとまったのに近づくと、今度は両目で見られてしまった。
P9192336w750

水辺で、飛び去ってもお気に入りの場所に戻ってくるオスがいたので、静かに近付いて真横から撮ることができた。
P9192328w750

アオイトトンボは、オオアオイトトンボとよく似ているが、秋になるとオスは胸に粉をふいてくるのと、眼が青色なので見分けられる。オオアオイトトンボは粉をふかなくて、眼は緑色になる。

| | コメント (4)

顔のような葉っぱだが・・・・

この葉っぱは、顔のように見えた。
でも良く見ると・・・・
毛虫の苦手な人は拡大しないで下さい。
P9071642w750

サルトリイバラの葉が、かじられていたら、裏返してみます。
すると、こんな目がぱっちりのかわいい顔が見えました。
でもこの目も口も、ルリタテハの幼虫です。

数日後には、こんなでした。
P9091839w750

ところが、更に数日後には1匹だけ小さいのがいるだけでした。
幼虫はどんどん減っていきます。

クロコノマチョウの幼虫もどんどん減っていきます。
鳥の餌になるのか、他の昆虫やクモの餌になるのか、と思っていたら、先日現場を見ました。
バッタの仲間がいるなと顔を近づけると、ぱっと飛んで逃げた。
あとには、食いちぎられたからだと、そのまま残った終齢幼虫のクロコノマチョウの頭がありました。
きっとあれだけ大きい身体だと、ご馳走なのでしょうね。
毎日繰り返されている日常だと思いますが、観察していた幼虫が襲われると、やっぱり気分はね!!!
その写真は載せません。

| | コメント (2)

ナガサキアゲハ

南方系の蝶で、生息地を北へ広げているのが増えている。
クロコノマチョウもそうだが、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、ムラサキツバメ等は東京でも見られるようになり、その他に北上が観察されているのが、ミカドアゲハ、イシガケチョウ、タテハモドキ、ウスイロコノマチョウである。
ナガサキアゲハが長池公園周辺で見られているので、写真を撮りたいのだが、なかなか難しい。
先日ようやく証拠写真として撮ることができた。
オスは真っ黒でアゲハチョウ類には通常ある尾状突起がない。
これは2006年に長池公園で撮影したものである。
P7238261w750

今年は、メスが飛んでいた。
こちらは、真黒ではなく白と赤が入っている。
P9071630w750

尾根幹線沿いのクサギに来ていたが、カラスアゲハに追いかけられていた。
P9071634w750

何でも地球温暖化の原因としたくはないが、年平均気温が15℃を越えるとナガサキアゲハが生息するという報告もあった。→クリック

| | コメント (2)

クロコノマチョウ羽化

クロコノマチョウの幼虫が前蛹になり蛹になったのが8月26日であった。同時期にもうひとつ見つけて、いつ羽化するのかと思っていた。(中央上部と下部に蛹がある)
P8291058w750

8月26日のブログに載せた上部の蛹は、一昨日黒くなってそろそろ羽化しそうな感じであった。
P9101915w750

一方、下部の同時期に蛹になったもうひとつは、まだ緑色であるのが少し気になっていた。
P9101907w750

昨日は見にいけなかったのだが、今朝行ってみるとすでに羽化していた。
P9122021w750

ところが、予想に反して、これは下部の緑色の蛹の方で、黒い色の蛹はまだそのままである。
ということは、こちらはもうすでに死んでしまったか、寄生されているのだろうか。

蛹の期間が17日くらいであった。
羽化したクロコノマチョウは、翅の形がややとがっている秋型である。
このまま今から、来年の春まで成虫のままで越冬するとしたら、ずいぶん長期になる。

| | コメント (4)

ウラナミシジミ

長池公園自然館脇のヤブツルアズキに黄色い花が咲いている。
そこに、ウラナミシジミがいた。
P9081712w750a

このチョウは、なぜかサシバの渡りの時期になると見ている気がする。
調べてみると、過去の撮影日はすべて9月か10月であった。
長池公園生き物図鑑を見ても同じであった。
越冬するのは太平洋岸の暖かい海岸地帯。房総半島が北限とのことである。
そして世代交代しながら北上して、初冬には日本中で見られるようになる。しかし、寒い地域では越冬は出来ない。
ヤブルツアズキのところにはメスが2頭見られ、産卵していた。
卵はややつぶれたような形で、1mm以下の本当に小さなものだった。
P9081808w750

小学館の自然観察シリーズの日本のチョウでは、越冬態が「?」になっていた。
幼虫図鑑を調べてみると、なんと驚いたことに、「卵、幼虫、蛹、成虫」となっている。
こんなのもあるのだ???


| | コメント (2)

アジアイトトンボ

長池公園の田んぼに、アジアイトトンボが現れる季節になったので、探していたがなかなか出会わなかった。
赤い色の羽化したてのメスを見たかったのだが、先週やっと見つけた。
ところが、アジアイトトンボはアオモンイトトンボと大変よく似ていて、特に未成熟では判別が難しいとWeb上には出ている。
トンボの師匠に聞いたら、「ここにいるのはアジアイトトンボで間違いないでしょう。」とのことでしたので、載せることにしました。

アジアイトトンボ メス
P9031306w750

なかなか美しいイトトンボです。
しかし、大変小さくて細いので、稲の間にとまってしまうと見つけるのに苦労する。
大きさは30mmくらいです。
飛んでも、ふわっと短時間ですぐとまってしまう。

きれいなオスもいました。

アジアイトトンボ オス 
P9031311w750

| | コメント (0)

クロコノマチョウ その3

9月になると、とたんにアオマツムシの声が騒がしく聞こえるようになって来た。

このところ、クロコノマチョウに魅せられておりまして、その後の様子です。
産みたての卵は半透明(8/26の記事参照)であるが、孵化する直前には黒くなるというので探したら、こんなのが見つかった。
P9021253w750
一齢幼虫の顔が見えるようで、なんともかわいい。これは翌日には幼虫になっていた。

今日は、脱皮が見たいと思っていると集団の中に丁度脱皮したばかりの幼虫が1匹いた。3齢か4齢の幼虫だろうか。
まだ顔が白く、脱皮したばかりで、頭の部分は顔の前に脱いだ仮面のような頭があり、本体の殻はお尻の方に脱いであった。
8:59
P9051358w750a

顔をのぞいてみると、まだほとんど色がない。
9:00
P9051365w750a

徐々に顔に色が付いてきて、1時間ほどするとこんな顔になってきた。
これは、探していた周辺だけが黒い顔である。
10:04
P9051504w750

それから、2時間ほど他で撮影して、帰りにもう一度寄ってみると、もうしっかりとした顔になって脱皮した古い仮面は食べてしまったのだろうか、口の周りになにかがあるだけである。
12:17
P9051551w750a

この幼虫の仲間の、遅れて脱皮を始めたものはしっかり観察できて、脱皮の仕方が良くわかったが、その話しは別の機会に・・・・・

| | コメント (4)

長池公園風景画展

本日より、長池公園自然館で、「長池公園風景画展」が始まりました。
9/2(水)~9/28(月) 初日は13時より、最終日は12時で終了です。
風景画展ではありますが、写真でも良いとのことなので、参加しました。
「夕暮れの姿池」という題名で展示してあります。

前からやって見たいと思っていた、HDRという手法での写真です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、まだまだ一般的ではありませんが、非常に面白い。
人間の眼は大変優秀で、暗くても明るくても現在のカメラのように白飛びや黒つぶれがない。
デジタルカメラで撮影して、なるべく明るいところも暗いところもちゃんと見えるようにしようとするものです。
まあ、行き過ぎると何じゃこれはとなってしまいますが。
でも、将来のカメラはこんな機能も入れるでしょうね。
興味ある方は是非自然館に寄ってください。
9月28日の午前中までやっています。
午前中の搬入の時には、すべて展示してはいなかったのですが、他の方の絵画もなかなかすばらしいですよ。

| | コメント (6)

クロコノマチョウ その2

台風の直撃はなかったが、昨日はけっこう風雨は強かった。
小さなクロコノマチョウの幼虫はどうなったのかと見に行ってみたら、何のことはない、水滴がいっぱい付いている葉っぱを、みんなそろって元気に食べていた。
P9011116w750

違う葉っぱでは、顔にヨシの食べかすをいっぱい付けて、食べ始めたのもいた。
P9011199w750

じっと寝ていることが多いのだが、今日は丁度食事時間だったようだ。
しかし、誰に教わることもなく、卵から孵ればすぐにその殻を食べ、そして葉っぱを食べ始める。
集団生活をして、脱皮を繰り返し、ある大きさになると別の葉っぱに移動して、兄弟と別れて行くものもいる。
P9011155w750

生き残るのは、一部だがたくましいものだ。
そして、災難にあわなかったのが成虫になるのだが、羽化したばかりのようなきれいな夏型のクロコノマチョウがいた。
P9011192w750

しかし、これも子孫を残して死んでしまう。
そして生れた秋型の成虫が越冬することになるが、そのときに東京の寒さが越冬できるかどうかの分れ目になる。

南方系の蝶であるが、観察できる回数は確実に多くなってきている。

| | コメント (6)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »