昆虫の誕生
昨日の土曜日、小山内裏公園で年一回の昆虫観察会が行われた。
講師は、昆虫の絵本を沢山出版している吉谷昭憲先生。
観察会の前にセンター内で鳴く虫の説明があり、そして外へでて芝生の上で見た巻物が面白かった。
20mの布に、4億年の生き物の歴史が書かれた巻物である。
1億年を5mにしてあるので20mの長さになる。
この巻物を使って、昆虫は地球上にいつ現れたかの説明である。
4億年前に、今でも落ち葉の下に行き続けているトビムシが現れた。
三葉虫が現れるよりも1000万年くらい前である。
有名なゴキブリは3億年前。
それからトンボの祖先が現れたり、恐竜の時代になったりして、人類の祖先が現れたのが400万年前としても、巻物の最後の20cmくらいのところであった。
実際に今の人間の姿に近いのは20万年前としたら、1cmのところである。
それに比べるとなんと昆虫のすごいこと。
人類の歴史の100倍も前に現れているのだから。
ちなみに、現在の地球上の動物の種類の半分は昆虫だといわれている。
親子での参加が多かったが、みんな熱心に見ていた。
たまにこんなことを考えてみるのもいい。
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