エゴヒゲナガゾウムシの産卵
春にエゴノキの白い花が咲いていたのが、今びっしりと実になっている。
この時期に忙しそうに産卵するのが、エゴヒゲナガゾウムシ。
木によってばらつきがあるが、多い木ではなっている実の、90%くらいがもう産卵されていた。
100近く実があるが、エゴヒゲナガゾウムシは数匹しか確認できないのだが。
オスは大変ユニークな顔をしている。
角のような先に目玉がありしかも後ろ向きについている。
これで前が見えるのかい!!と聞いてみたい。
手前はメス。
メスはややまともな顔である。
まだ産卵されていない実のどこに産もうかと歩き回っている。
大体が実の下の方に産卵するが、場所が決まったようでかじり始めた。
4分くらいで穴をあけてしまった。
これなら産卵もあっという間だと思ったら、とんでもなかった。
まわりは柔らかいが、中の種子は固いのだが、その中に産卵するのでこれからペンチのような口で1時間弱かかった。
ストロボ撮影をしたからか、疲れたからか、時々休憩しながらであった。
やっとお尻を入れて産卵。
ところが4分くらいお尻を入れていて最後に何回も何回もお尻を振ってから終了。
卵を産んで、お尻で隠していたような感じである。
すたすたと歩きだしたので、次の産卵場所へ行くのかと思ったら、戻ってきてその穴をのぞいていた。
気になったのか、確認を必ずするのか、ずいぶん丁寧である。
産卵した後の穴はこんな感じである。
あれだけの実に産卵するのは、気の遠くなるような時間がかかると思うが大したものである。
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