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2011年7月の9件の記事

地上へ

何年か、撮りたいなと思っていながら、撮れない写真がいくつかある。

そのうちの一つは、簡単そうに思えたので、すぐ撮れるだろうと考えていたが、これが思いのほか難しかった。

それが、やっと撮れた。

こんな写真です。

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そうです、セミの幼虫が、長い地中生活を終えて地上へ出ようと穴の入口で様子をうかがっているところです。

毎年、この時期になるとセミの穴が多いところへ行って探しまわるのですが、これがなかなか見つからない。
すでに穴から出て歩いていたり、木に登っているのは見つかるのですが。
どうも地上への縦穴を開けたら、すぐに出てくるわけではないみたいですね。

実は何日か前にも、穴の入口から2~3cm奥の方にいるのを見つけたのですが、片目しか写っていない。

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これはいつまで待っても、これ以上出てこなかった。

後日、もう少し遅い時間に行った。
雨は降ってくるし、雷は鳴っているし、今日はだめかなと思ったら入口の様子を見ているのを見つけた。
それは、最初の写真の状態でずっと動かなかったのだが、暗くなってきたら、突然出てきた。

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それからの動きが、早い早い。
そして方向を少し変えてこちらへ向かってくる。
こちらは道路で、登るような木はないのに・・・・・・・

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もしかしたらと気がついて、その場を離れた。
すると、その幼虫はピタッと動きを止めた。

もしかしたら、自分を木と思い登ろうとしたのかもしれない。

しばらくすると、幼虫は180度向きをかえて、ケヤキの大木の方へ一直線にどんどん歩き始めた。

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そして、たどり着いたケヤキにずんずんと登り始めた。

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ヤブカに沢山刺されて、暗くなってきて、これから羽化までは付き合えないので、その場を離れた。

たぶんアブラゼミの幼虫ではないかと思うが、小雨が降って、雷の鳴る中、うまく羽化出来たのだろうか?

何年も撮りたいと思っていた写真が撮れてよかった。
それと、セミの幼虫は登る木を見つけてから、それに向かって行くらしいということがわかった。
チョウの幼虫も、かなり離れたところに歩いて行って、蛹になることがあるが、やはり視覚で確認しているのだろうか。

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火事だ、火事だぁ虫

南大沢図書館で、澤口たまみ著「キラキラ光って、きれい(虫たちの身近な話)」という本を借りてきた読んだ。

かわいい虫の話かと思ったら、全く違った。
農学部で応用生物学を専攻し、岩手で子供たちの自然観察会をやっている著者が、出会った虫たちを書いている。
自分も昆虫の写真は撮るし、好きだが、どうしても気持ちが悪い苦手な虫もいる。
特に寄生する虫は何となく気持ちが悪い。
寄生バチや寄生バエは、それぞれの昆虫ごとに一種いるくらい多いのだとか。

寄生する虫のほかに、いろいろな話が出てくるのだが、その一つに「火事だ、火事だぁ虫の正体」と言うのがあった。
何のこと??と、読み始めて「あっあの虫だ。」と、思い当った。

5月の中旬に清水入緑地でそれを見た。
最初は、木についた丸い苔か地衣類かと思った。
一本の木にいくつもある。
近づくと何かが集まっているようだ。

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澤口さんも初めて見た時は調べてもわからず、家で夕食時に話すと、父親がしばらく考えて「間違いない。それは火事だ、火事だぁ虫だ。」と言った。
子供のころに良く見たそうだ。その虫たちを見つけると「火事だ、火事だぁ」と大声で叫んで遊んだと言う。

どうなるかと言うと、↓クリックしてみてください。

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今まで、木の模様か何かだと思っていたのが、音や振動で突然素早く動き出すのでびっくり。

最初見つけたときに、集団だとわかったので、「火事だ」とは言わなかったが、息を吹きかけたり振動を与えるとさーと散らばって行った。
名前がわからずネットで質問したら、「オオチャタテの幼虫」と教えてもらった。
チャタテムシと言うのは知っていたが、幼虫がこういう行動をとるとは知らなかった。
屋外と屋内に住む仲間がいるようで、屋内のは障子を歩くときに音を立てるので、茶立て虫と言われるらしい。
昔の妖怪では、「小豆洗い」と言われたようだ。

動きからすると、隣のトトロに出てくる、まっくろくろすけの様に思えたが・・・・・

ちなみに1週間後に見に行ったら、だいぶ大きくなってびっしりの集団ではなくなっていた。

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まだまだ知らない虫が近所にもいっぱいいる。

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ヤマユリ

ヤマユリが咲き始めた。

ヤマユリは、八王子市の花に選ばれている。

いつも見ているところでは、どうも全体的に減っているような気がする。
また、まだ蕾のものもあるので、これから見ごろになるのだろう。

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数年前に撮った写真ですが、このくらい一斉に咲くのはなかなか見つからない。

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徐々に咲くと、最初のはどうしても傷ついてきてしまう。


大きな花なので、たくさん咲くと地面に着いてしまうほどお辞儀をしてしまうのがあるので、近所の方や、公園の管理者が棒で支えているのがある。

でも自立できないほど沢山花を咲かせるのはなぜなのだろう。

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2011 ゼフィルス

明日あたりからまた暑くなるようであるが、今週は台風の影響もあって、今日まで涼しくてとても過ごしやすかった。

まだ、頑張っているのもいるが、そろそろゼフィルスの季節も終了である。
初夏にだけ現れる、ミドリシジミの仲間がゼフィルスと呼ばれている。

個人的には、今年はゼフィルスとの出会いの大変少なかった年となった。
この季節にしばらく北海道に行っていたこと、出歩く時間が少なかったこともあるが、南大沢近辺では発生も少なかったように感じる。

5月25日、横浜市の寺家での観察会で早くも羽化したばかりのきれいなアカシジミと出会え、今年は幸先がよいと思ったがその後が続かなかった。

アカシジミ
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ミドリシジミは大変発生が遅く、例年より2週間くらい遅かったように感じた。
数も少ないので、卍巴飛翔もあまり見られず、結局飛翔写真は撮れなかった。

ミドリシジミ♂のテリトリーでの監視。(6月23日)
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羽化直後のきれいなミドリシジミのメスに出会えた。(6月24日)
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オオミドリシジミは、見ることは出来たが、いつものように高い葉の上のを見上げる形だけであった。
卍巴飛翔もしたが、少なかった。(6月24日)
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昨日、思いがけずミドリシジミのメスに出会った。
台風も過ぎて、翅を広げて陽を浴びていた。
翅の表に橙色や青色がない型だったが、まだまだ元気に飛びまわっていた。
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ウラナミアカシジミとミズイロオナガシジミは見かけたが良い写真は撮れなかった。
そして、ウラゴマダラシジミは見ることも出来なかった。

来年はぜひ、沢山出てくることを願っている。


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カナブンがたくさん集まる樹

それほど太くないコナラに、カナブンがたくさん集まっていた。
見ると、かじられたような穴がいっぱいあいているが、樹液が出ているようには見えない。
でも、これだけ集まり熱心に頭を突っ込んでいるからには、樹液が染み出しているのだろう。
シロスジカミキリなどのカミキリムシが齧ったか、産卵した穴か、その幼虫のせいだろうか。

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ゴマダラカミキリも歩き回っていた。

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カブトムシのメスもいた。

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昨年も見たのだが、今年もスミナガシが来た。
でも、カナブンの方が強いようで、追い払われていた。

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クヌギやコナラで毎年樹液が出ていたところは、今年は出が悪いようだ。
カミキリムシや、ボクトウガ、スズメバチなど樹皮に傷をつける虫が減ると樹液の出る樹も減ってきてしまう。

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サナエトンボ

毎日、暑い日が続いている。
体調もいまいちなので、午前中か、夕方に短時間写真を撮っているだけである。

台風が近づいているので、明日あたりから気温は少し下がるようですが。

先週、長池公園でサナエトンボ3種に出会えた。

遊歩道にとまり西陽を浴びていたのは、コサナエヤマサナエ。(間違えを訂正しました。)
ゆっくり近づくと、逃げないでじっとしていた。

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日影の伐採した木の置き場所へカミキリムシがいないかと行ってみると、カミキリムシはいなくて、じっとしていたのはオナガサナエだった。
これを、姿池で尾をあげているところを撮ろうと思ったのだが、いなくて、こんなところにいたのだ。

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トンボ池では、コオニヤンマが上の方のネムノキにとまっていた。
時々水面に降りてきてすぐに上の方に戻ってしまう。

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コオニヤンマはヤンマという名前が付いているが、サナエトンボの仲間で両眼が離れている。

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チョウの翅を拾う

梅雨が明け、暑い日が続いていいる。

その中で、ホトトギス、コジュケイ、ウグイス、エナガやシジュウカラの雛、それにカラスの雛の声が毎日聞こえるのは、少し暑さを忘れさせてくれる。

雑木林や遊歩道で、野鳥の羽根は結構拾うことがある。
比較的大きいことと、とまとまって落ちていることと、風で飛んでしまうことも少ないからだろうか?

ところが最近、チョウの翅を拾うことが続いた。

6月下旬に、長池公園の田んぼにヒョウモンチョウの翅が一枚水に浮いていた。
鳥にやられたのだろうか。
ヒョウモンチョウの翅の区別は難しいが、ひょっとしたらと思い、後で調べようと持ち帰った。
やはりオオウラギンスジヒョウモンであった。

左後翅表

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平地ではオオウラギンスジヒョウモン自体が珍しく、長池公園でも数回撮影されているだけである。

過去の記事

生きているのを撮影したかった。


それ以外に、ゴマダラチョウの翅も近所の遊歩道で拾った。

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ゴマダラチョウは、冬に幼虫は見つけたが、今年は成虫が飛んでいるのは見たことがない。
年々少なくなっているように感じる。
代わりに、やはりアカボシゴマダラは増えてきている。

そのほかに、アゲハチョウの右後翅も我が家の前に落ちていた。

今までに、丹沢でスミナガシの翅や、大平公園でオオムラサキメスの翅を拾っている。

野鳥の翅の収集もしているが、、チョウの翅の収集も面白そうだ。
たぶんそれほど落ちてはいないので難しそうだが。

捕虫網、三角紙、展翅板などで、採集をして標本をつくるのは中学以来していないので、もっぱら拾い歩くことにしている。

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ツバメの子育て

ツバメがあちらこちらで子育てをしている。

南大沢では、以前ツバメの巣の調査をしたときには、ガソリンスタンドが多かった。
ところが、最近は大規模量販店の中や、今年は南大沢駅前でも子育てをしている。
もちろん、ガソリンスタンドの巣も多い。

まず駅前ですが、改札口の手前 K-Shopの前の防犯カメラに巣をつくった。
ここの雛はまだ生まれて間もないのかポヤポヤした羽がまだついている。
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駅の2階のフレンテに上がるエスカレータのところの巣は、まだ抱卵中。
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これだけ人通りの多いところならば、カラスなどに襲われることはないでしょう。

グリーンウォーク内には、5つの巣があった。
大きなトンボを口に詰め込まれて四苦八苦しているヒナがいた。
それでも10分ほどで徐々に飲み込んでしまった。
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一羽だけ巣立ちおくれたのか大きなヒナが残されている巣もあった。
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こちらは、まだ抱卵中だが、巣が落ちてしまって、飼い鳥用の巣が付けられて、ちゃっかりこれを使っていた。
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どこも、下にはコーンと案内板が付けられていて、これを探した方が巣を見つけるより早いくらいである。
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それにしても、比較的お店の前にあってもそれなりに見守って対応してくれているのがうれしい。

これらの雛は、あっという間に巣立ってしまい、もう巣には戻らない。
家族で暮らしてやがて、多摩川の河原のヨシ原などの集団ねぐらで夜は過ごす。
そして、8月には東南アジアへ自分の身一つで旅立ってしまう。
本当に大したものである。

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ツミ

南大沢の住宅地で毎年のようにツミが繁殖している。
ツミは小型のタカの仲間である。
長池公園で繁殖したツミは、巣の下に近づくと襲ってきたが、ここのはそんなことはない。
団地屋上のアンテナにツミのメスがいた。

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サッと飛び立って、ぐるりと回って、サァーッと同じアンテナに戻ってきた。

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ヒナがそろそろ出てくるのだろうか。

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