小さなトンボ6 (エゾイトトンボ、ルリイトトンボ)
本当に久しぶりに雨が降りました。
これで、少しは干上がった池にも水が入り、生き物たちも一息でしょうか。
今日のイトトンボは、残念ながら南大沢では見ることが出来ません。
6月に北海道苫小牧に行った時イコロの森で、初めて見る青と黒のコントラストがきれいなイトトンボがたくさん飛んでいた。
持参していた「札幌の昆虫」と言う図鑑で調べてみると、苫小牧周辺には、この写真に近いのはエゾイトトンボ、オゼイトトンボ、キタイトトンボといるようだ。
眼後紋の三角形と、写真中央の腹部第2節(付け根のところ)の黒いスペード型(キノコのようにも見える)から、エゾイトトンボらしいと判断した。
ちなみにオゼイトトンボとキタイトトンボスペード型ではなくワイングラス型でもっと大きいようだ。
♀は緑色をしていた。
最近発行された「日本のトンボ」と言う素晴らしいトンボの写真図鑑があり早速購入したので、さらに調べてみると、エゾイトトンボは北海道と日本海沿岸を能登半島まで分布しているようである。
連結産卵中の写真 (この♀は♂の様な色合いなので♂型かもしれない。)
これは水草にとまって茎に産卵しているが、このまま水中に潜って行って水中の茎に産卵することもあるようだ。
その素晴らしい写真が、「日本のトンボ」に載っていた。
錦小沼での撮影
これも同じエゾイトトンボと思い疑ってもいなかったが、帰宅して写真を良く見るとどうもなんか違う。
色合いが少し濃くて、模様も微妙に違う。
図鑑で良く調べてみると、エゾイトトンボと良く似ているルリイトトンボのようだ。
ちなみに、同じ角度から撮ったエゾイトトンボはこちらです。
やはり模様の黒い部分の長さや眼後紋が違う。
どちらも北海道では普通にいるイトトンボと言う事だが、初めて見るとなかなか難しいものだ。
眼後紋を撮らなくてはと言うのはモートンイトトンボで覚えたが、腹部の付け根も上から撮らなくてはならないとは知らなかった。
イトトンボを探し歩くのは、何となくスミレを探すのに似ていて、なかなか面白い。
時間をかけて調べたつもりですが、違っていたらご指摘ください。
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コメント
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今晩は~、秀さん。
エゾイトトンボというのですか…とても色が鮮明で、
専門用語で何と呼ぶのか知りませんが、黒い線が
太いですね。
♀は緑色とか…一度でいいからこういう珍しいトンボを
私も観てみたいです。
投稿: papurika | 2012.09.02 00:16
papurikaさん、こんにちは。
まだ暑い日が続いていますが、お元気ですか。
イトトンボは似たのが多いので難しいですね。
次は、ベニイトトンボが見たいと思っています。
投稿: 秀 | 2012.09.02 11:07