ホソアナアキゾウムシ
アサギマダラの蛹を撮影したところで、初めて見るゾウムシに出会った。
イタドリの葉の上に、鳥の糞だか虫だかわからない塊を見つけたのだが、じっと見てもまったく動かないので良くわからない。大きさは7~8mmくらいだろうか。
ルーペで拡大すると、虫のようだがどういう形でいるのかが良くわからい。
捕まえてみると虫であることがわかった。
葉の上に乗せるとまた伏せてしまった。
こうなると最大の大きさに撮影して、デジカメの画面で拡大してみても、どういう恰好をしているのか良くわからなかった。
帰宅して、パソコンで拡大して画像を見やすくすると、前脚は口吻の脇に付けて前に出し、あとの足は身体にピッタリと付けて伏せているのがわかった。
歩き始めて、足や口吻や触角が見えてやっとゾウムシだとわかる。
現地では名前がわからず、トリノフンゾウムシと言っていたが、帰ってから調べてホソアナアキゾウムシという正しい名前のあることがわかった。
白い模様はだんだん落ちてきて、黒くなってしまうそうだ。
それにしても自分がどう見られるのかがわかっているのだろうか?
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凄い観察力。
私が見たら、単なる鳥のフンで終わっちゃいます。
生まれたてかなんかですかね。
ゾウムシ関係、葉っぱの穴のそばでよく見かけていたと思います。
↓下の蛹の顔、本当にユニーク!
ところで小さいのを鮮明に写すには、どんなレンズがいいんでしょう?
マクロで結構絞ってもボケやすいです。
投稿: 緑の惑星人 | 2013.05.18 09:21
緑の惑星人さん、こんにちは。
そうですね、鳥の糞に似せた生き物は多いので、鳥の糞に化けているのだろうと思って見ると鳥の糞だったとだまされる?(だましていないか)事も多いです。
蛹の顔は、あまりにいいので、緑の惑星人さんに教えてあげたくなりました。
「鮮明に接写するのには」ですが、マクロレンズでの接写でボケる原因は、ピンボケが一番です。
狙ったところ以外にピントが合っていれば(前ピンとか後ピン)手振れではないです。
ピントが合ってシャッターがおりるまでに体が数mm前後動しただけでボケます。今のカメラとレンズは手ぶれは防げても前後のピンボケは補正してくれません。木の幹にいる小さな生き物は左手の小指を木に親指をレンズ先端において前後動を防いだりします。
一眼レフでのファインダーでの撮影なら、シャッター半押しで、わざと前後動して思ったところにピントを合わせてシャッター切ると言うのもいいです。
二番目は、ブレです。
暗いとシャッタースピードが遅くなり、1/30秒以下では苦しくなりますね。ISO感度を上げて画質悪くなってもピンボケよりいいのでシャッタースピードを稼いだ方がいいです。
まだまだありますが、書いて説明するのは難しいですね。
いい写真のデータ見るのも参考になりますよ。
投稿: 秀 | 2013.05.18 17:35
これも鳥の糞そっくりですね。
ゾウムシにはこの手のものが多いような気がします。
投稿: 天道虫 | 2013.05.19 10:45
天道虫さん、こんばんは。
鳥の糞に似たものはアゲハの幼虫など多いですが、これは一級品でした。
投稿: 秀 | 2013.05.19 18:21