コカブトムシ
コカブトムシというのがいることは知っていたが、見たことがなかった。
知り合いがこのあたりでも撮影しているので、いるのだろうが数が少ないのか、出会うのは普通のカブトムシばかりであった。
ところが、何とも不思議な形で、コカブトムシのオスに出会う事が出来た。
8日の夜、我が家のキッチンで出会った。
それもゴミ箱の中にいた。
妻が「虫を持って帰らないでよ」と騒いでいるが、虫なんて持ってこないのにと思って見に行った。
昼に里山の栗林で食べたサンドイッチの包み紙やラップを、まとめてビニール袋に入れて持ち帰り、ゴミ箱に捨てたものであった。
その中で、見慣れない黒いコガネムシのようなのが、もがいている。
これが、初めて見るコカブトムシだった。
次の日に、前日昼食を食べた同じ場所に返しに行った。
コカブトムシというだけあって、体は小さくて(20mm強)、そして角も小さい。
指にしがみついているくらいの大きさである。
栗の木に乗せると、早い早いどんどん歩く。
オスは、何ともユニークな前胸背に大きなヘコミがある。
どんどん下へ歩いて行って、樹洞に潜り込んだ。
本来は夜行性ということだが、なぜ地面のビニール袋に入り込んだのかいくら考えても分からない。
そして食肉性ということで、樹液には来ないので見つけにくいのかもしれない。
さらに、全国にいるようだが、個体数が少ないということで今まで出会わなかったのかも知れない。
まあゴミとして処分されるところを妻が見つけてくれたので、初めて出会うことができたので感謝である。
さらに、これを里山に戻しに行ったので、3日目にも偶然、昨日の記事のBさんに会うことが出来、またいろいろ教えてもらうことができた。
なんとも不思議な出会いであった。
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コカブトムシですか。初めて聞きました。
サイズが小さいと、それだけで妙にかわいいですね。
背中のへこみは、知らずに見たら、アクシデントでつぶれたものと思ってしまいそうです。この形で何かいいことあるのかな?
投稿: しまりん | 2013.05.11 20:48
しまりんさん、こんばんは。
何をぶつけられて、へこんだの。と、聞いてみたくなりますね。
ちなみに、メスは丸くなくて、細長くへこんでいるそうです。
投稿: 秀 | 2013.05.11 21:35