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2022.07.28

ナラ枯れ 2022

 

昨年ひどかったナラ枯れですが、今年もすごい勢いです。

ちょうど同じ時期に、このブログに記事を載せていますが、7月に入ると急に枯れた樹木が目立ってきました。

昨年の記事 → クリック

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緑の中にこの茶色は非常に目立ちます。

 

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これは、こんな5mm程のカシノナガキクイムシが原因です。

 

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でも直接被害を与えるのは「ナラ菌」と言われる病原菌で、これを運ぶのがカシノナガキクイムシのメスです。

 

駆除したこの虫を撮影したら、背中に「ナラ菌」を運ぶ器官をもつメスが写っていました。

この背中に、菌を貯蔵する器官(マイカンギア)である円形の小孔がある

 

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これについては、「南大沢昆虫便り」に詳しく載せましたので、こちらをご覧ください。

→ クリック

 

 

昨年は、穴が開けられて木くずが沢山根元に落ちていたのは、ほとんどコナラでしたが、今年は他の木でもいろいろと加害されています。

ナラ・シイ・カシなどのブナ科の、いわゆるドングリのなる木なら被害にあうようです。

 

これからも毎年繰り返すのだろうか?

 

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コメント

こんにちは。あちこちの雑木林でナラ枯れが目立ちますね。とても心配です。若い樹は被害が少ないのでやはり古木は伐採して若木と更新していくことが必要なようです。昔の里山はそういう意味では良いサイクルでした。

多摩NTの住人さん、こんばんは。
今年もナラ枯れ目立ちますね。
やはり大木ばかりやられているので、おっしゃる通りですね。

ナラ枯れで夏の森や林・公園の風景が変わって見える程酷い状況ですね。我が団地の既存林や植栽でも大きな木に被害が出ています。伐採には経費がかかりなかなか大変の様です。うまい対処法に期待したいです。昆虫便りも興味深く拝見しました。雌虫体のマイカンギア教えて頂きありがとうございました。

上柚木-Sugiさん、こんばんは。

団地内の樹木も被害が出ているとは大変ですね。
35年ほど前、南大沢の団地が出来始めた頃の写真を見ると、確かに今と違って木が小さいです。
大きな木の根元に近い方がやられているので、成虫が出てくる前の冬に伐採して、根元に近い方を焼却するしか無いのでしょうか。
伐採できない時はビニールのような物で完全にラップしてしまうという対処もあるみたいです。

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