樹皮下で越冬する虫を撮る

デジカメの進歩で微小昆虫も簡単に撮れるようになった。
でも、本当にきちんと撮ろうとすると、今の機材をもってしても簡単にはいかない。

まだまだ、狙っているようには撮れないが、少しは上達しただろうか。

寒くなって、虫も少なくなってきたが、樹皮下で越冬するゾウムシがいることを知り、今でも撮影を楽しんでいる。

一番多いのはケヤキ樹皮下のヒレルクチブトゾウムシ。
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色がいろいろバラエティーに富むアカアシノミゾウムシ。
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これは、コゲチャホソクチゾウムシだろうと思う。
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やはり、ツインストロボを使うと光がまわって自然に撮れる。
これらは、2mmほどから、5mmほどだろうか。
被写界深度が浅いので絞って撮る。
光のまわり方など、まだまだ、いろいろと工夫をして楽しんでいる。

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秋晴れの日 長池公園

今日は午後から雲が出てきたが、昨日の日中は雲ひとつない秋晴れの気持ちの良い日だった。
午前中、長池公園に行ってのんびり写真を撮って来た。

里山クラブの作業小屋の壁に何かいた。
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近寄ってみると、カナヘビが垂直の壁に張り付いて日光浴をしている。
影と一体になっていて、最初は何だろうと思ってしまった。
「こんな苦しい形でなく平らなところの方が楽では?」と言ったら、たぶん「勝手だろう、ちっとも苦しくなんかないのだから。」と言われそう。

水車小屋の柿の木の下に、キタテハとコミスジかなり近寄っていた。
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良く見ると、水滴がポタポタと落ちてきて落ち葉が濡れている。
どうやら、熟している柿の実からしずくが落ちているようだ。


柿の葉の紅葉したのは、どうしてこんない複雑な色をしているのだろう。
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毎年気に入ったのを見つけては撮影してしまう。

さてこの日長池公園に行った目的は、マユミにいるかもしれない虫を探したかったから。
西エントランスには何本もマユミがあるが、赤い実がたくさんなって、キバラヘリカメムシの幼虫、成虫と今年は多い。
これは成虫。なかなかしゃれた色とデザイン。
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でも、探しているのはこの虫ではない。
10本以上のマユミを見て歩いてやっと見つけた。
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6mmくらいのゾウムシにしては大きいが、真っ黒なサメハダヒメゾウムシ。
一昨日、横浜の新治市民の森でマユミにいたのを初めて見た。
マユミにいるのなら長池公園でも探そうと思って、やっと一匹だけ見つけた。
マユミの葉の裏を熱心に食べているところだった。

ところが、今日はどうしても見つけることが出来なかった。

ゾウムシを探し出したら、これが面白くて、これについてはまたの機会に。

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ミゾソバの葉が穴だらけ

この季節になると、長池公園の第一デッキではミゾソバがいっせいに咲き始める。
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ところが、花が咲く前からその葉はぼこぼこに見事な虫食い状態であった。
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今年は多いぞと探してみるが、なかなか見つからない。
この葉を食べるのは2種類のゾウムシのはず。

何しろ小さくて、近寄らないと穴だか虫だかわからない。
2~3mmくらいである。

やっと黒いほうのタデサルゾウムシを見つけた。
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もう少し拡大すると、黒くて、背に白い点があり、口吻は長い。
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さてもう一種は、茶色くて口吻の短いタデノクチブトサルゾウムシである。
これも見つけることが出来た。
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いずれにしても小さいので撮影は厄介である。
タデと付くので、アカマンマと言われるイヌタデにもいるが、イヌタデはそこいら中にあるのでミゾソバの方が見つけやすい。
まあ、見つけたいと言う人はほとんどいないか!!

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キンケノミゾウムシの繭のジャンプ

関東地方は、遂に、雨も少ないままに記録的な早さで梅雨明けのようです。

南大沢の季節便りと言うからには、なるべくいろいろな写真を載せたいと思いながら、最近は虫の便りが多くなってしまった。
鳥も、虫も、植物や花も、そして風景や気象現象で、季節を表したいと思うのだが、個人的な趣味がどんどん移ってしまうので、虫の嫌いな方には申し訳ありません。
でも、虫の世界はわからないことだらけと言うのが面白く、どんどん深みにはまってしまいそうです。

今日は、5月10日のブログで紹介した虫の話ですが、事情があって今頃になってしまいました。

3mmにも満たないキンケノミゾウムシの話を聞いたのが、昨年でした。
コナラに沢山いると言うのですが、何しろ黒い点のようなものが、葉裏に付いているだけなので、今まで気がつきませんでした。


マクロレンズで拡大すると、こんなゾウムシです。
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コナラや、クリの葉に産卵し、幼虫はいわゆる字書き虫 (葉の中に潜って葉を食べながらトンネルをつくる) で、最後に自分のまわりを4mm程丸くくりぬいて繭を作る。
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このゾウムシは繭を作って地面に落ちると、まるで小さな草の種の様で目立たない。
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ところが、この繭が集団でジャンプしてピョンピョンと跳ねると言うのを知り合いの、Iさんが昨年町田の里山で見つけて、「月刊むし」に発表した。
今年はぜひ見たいと言う事で、案内してもらった。
すると、本当に沢山の繭が坂になった山道に落ちていてジャンプしていた。
これが、上の3枚目の写真です。
でも、写真ではわからないので動画にしようとしましたが、このブログでは小さな容量しか載せられず、いろいろと加工しましたがダメでした。

You Tubu で見てください。

集団のジャンプ
https://www.youtube.com/watch?v=gn9Kcy5U1c0

大きなジャンプ
https://www.youtube.com/watch?v=Is4DU_Nqntk

行った日がたまたまジャンプする日だったのか、しばらくは毎日やっているのかわかりませんが、聞いてはいましたがピョンピョンと跳ねているのにはビックリしました。
繭の中で幼虫が動いているのがわかり、腹筋運動のようにしてジャンプしていました。
そのうち蛹になってしまうと動かなくなるので、落ちた場所から蛹で過ごすのに都合の良いところへ移動したいのかもしれません。

その後、長池公園でもコナラやクリの葉で丸くくりぬかれた葉を沢山見つけ、成虫も見つけましたが、ジャンプする繭は見つかりませんでした。
時期が遅かったのかもしれません。
ジャンプを見た日は5月7日です。

来年は、南大沢でジャンプを見たいと思います。

(アップ直後に一部記事を訂正いたしました。)

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マダラアシゾウムシ大集合

5月に、マダラアシゾウムシと言う大型のゾウムシを紹介した。

5月31日の記事

なかなか見つからなかったのだが、今年はゾウムシをメインに見て歩いているからか、何度か見つけることが出来た。
でも、いても一匹だけだったが、今日Mさんから、沢山いるのを午前中に小山内裏公園で見たと教えてもらった。

早速行ってみた。
最初は違う木を見ていたが、大きなヌルデと思われる木を見ると、なるほど沢山いてビックリである。

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逆光で暗いので、フラッシュで撮影したが、とても見にくい。
目の前にいてもわかりにくいのだが、2m以上の高さにいて更にわかりにくい。
しかし、ここに11匹いる。


交尾しているのやら、樹皮に半分潜っているのやら、いろいろである。

横から撮るとシルエットでわかりやすい。

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一匹手に乗せてみたが、爪の大きさくらいだから、13mmくらいだろうか。

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せいぜい3匹位は一緒にいたと言うのを聞いたことがあるが、こんなにいるのは聞いたことがない。
まして、今までは1匹づつしか見たことがないので、ビックリである。

ざっと数えてみたら、全部で22匹いた。
まだ、見落としているのがあると思うのでもっといたのではないか。

いつまでここにいるのだろうか。

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イネミズゾウムシ

以前は野鳥の写真を主に撮っていたが、だんだん昆虫に移行して中でも蝶を撮っていたのだが、昨年あたりからゾウムシやカミキリムシに興味がシフトしてきた。
これがなかなか面白い。

今週、横浜市の寺家ふるさと村で観察会があった。
田植えが終わって、苗が育ってきたところに、ゴイサギがいて餌を撮っていた。
田んぼの中のゴイサギは撮ったことがなかったと思う。

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別の田んぼでは、田植えが終わったばかりのところもあった。
そこで、3mmくらいのイネミズゾウムシと言うのを探してみた。
まだ見たことがないのだが、あっさり見つかってしまった。
しかも、何匹も。

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この、イネミズゾウムシと言うのは米国から来た移入種で稲の害虫。
1976年に発見されたと言うが、今では全国にいるそうだ。
成虫越冬で田植えまではイネ科の植物にいて、田植えがすむといっせいに畦から田んぼに入って来ると言う。
どうりで、畦からすぐに見つかるわけだ。

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成虫は、このように葉を食害し、縦じまの食痕を残す。
その後水に潜って産卵し、幼虫は根を食べるそうだ。

長池公園でも田植えが終わったので、探してみると、いるいる。

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ちょっと見ただけで何匹も見つけることが出来た。
大量発生すると大変な被害が出ると言う事だが、このくらいではどうなのだろう。

ゾウムシ、カミキリムシ、それにカメムシなどで検索すると、駆除のサイトがたくさん出てくる。
全部の種ではないが、農家や園芸家にとっては、にっくき害虫でしかない。


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マダラアシゾウムシ

今年は、ゾウムシやカミキリムシを撮ろうと思って探している。
ゾウムシと言うと3mm程度の小さなものが多いが、マダラアシゾウムシは大きく15mm位ある。
昨年は見ることが出来なかったが、今年は見ることが出来た。
コナラにいましたが、こんなゾウムシです。

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わかりますか?
クリックして拡大すれば、少し見えてきますが、実際には眼を放すともうわからなくなってしまいます。
大きいので見つかりやすいと思いましたが、とんでもない。幹にそっくりに擬態しています。

横から見ると少しわかりやすいです。

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別の個体ですが、これほどまでに体も脚も作りこんでいて、びっくりです。

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樹液に来ていることや、ヌルデの木にいることが多いようですので、探してみてください。

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ホソアナアキゾウムシ

アサギマダラの蛹を撮影したところで、初めて見るゾウムシに出会った。

イタドリの葉の上に、鳥の糞だか虫だかわからない塊を見つけたのだが、じっと見てもまったく動かないので良くわからない。大きさは7~8mmくらいだろうか。

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ルーペで拡大すると、虫のようだがどういう形でいるのかが良くわからい。
捕まえてみると虫であることがわかった。
葉の上に乗せるとまた伏せてしまった。
こうなると最大の大きさに撮影して、デジカメの画面で拡大してみても、どういう恰好をしているのか良くわからなかった。

帰宅して、パソコンで拡大して画像を見やすくすると、前脚は口吻の脇に付けて前に出し、あとの足は身体にピッタリと付けて伏せているのがわかった。

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歩き始めて、足や口吻や触角が見えてやっとゾウムシだとわかる。

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現地では名前がわからず、トリノフンゾウムシと言っていたが、帰ってから調べてホソアナアキゾウムシという正しい名前のあることがわかった。

白い模様はだんだん落ちてきて、黒くなってしまうそうだ。

それにしても自分がどう見られるのかがわかっているのだろうか?

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