コミスジの幼虫

コミスジという蝶がいる。
モンシロチョウよりも小さなチョウで、タテハチョウの仲間である。
パタパタ・スーーという独特な飛び方が、なんとも言えず好きである。
南大沢でも遊歩道などで比較的多く見られる。
これは以前撮影したコミスジの成虫です。
P4195529w750

幼虫はクズの葉にいるのを見ることが出来る。
以前長池公園で撮影した若齢幼虫です。
食べ残した葉の主脈の枯れた色とそっくりで、じっとしていると見つけにくい。
Q7239863w750

これよりやや大きくなったのを、先日の寺家の観察会で教えてもらった。
こうなると、なかなか見つけにくい。
枯れた葉とまったく同じ色である。
Pa012906w750

マクロ撮影しているのを上から撮らせてもらったが、こんな大きさです。
Pa012909w750

今まで正面から見たことがなかったが、なんと長い顔と言うか頭と言うか、馬面で奇妙だ。
Pa012912w750

それにしても葛の葉を一部残して食べ、そこが枯れてきた部分にいると見つけにくい。


| | コメント (2)

アオバセセリの幼虫

久しぶりに雨が続いているが、昨日だけは晴れて暑くなった。
小田急線の鶴川駅を越えたところにある寺家(じけ)で道端観察会があったので参加した。
植物、昆虫、野鳥と詳しい人がいて、寺家の近くに住まいがあって毎日のように来ていると言う人もいるので、いろいろと見つかるし楽しい。
最近チョウの幼虫が気になるのだが、7種類も見ることが出来た。
コミスジ、アカボシゴマダラ、ルリタテハ、アカタテハ、クロコノマチョウ、キチョウ、そしてアオバセセリ。

アオバセセリの幼虫はアワブキの葉を丸めてなかに入っていた。
上からのぞくと、頭だけが見える。
Pa012932w750

なんともユニークな赤い頭に黒い点があり、おでこのところはハート型であった。
これは、鳥に食べられないように「臭いを出すテントウムシ」に擬態しているとのことだが、本当だろうか。

そして、全身も、これまたなかなかきれいだ。黒に黄色に青が入っている。
Pa012937w750

尻尾の先も色が変わってきているので、そろそろ蛹になる場所を探している頃である。
アオバセセリは、セセリチョウとしては大きいが、それにしてもこの幼虫の大きさは成虫の大きさからして不釣合いに見えるのだが。

| | コメント (4)

彼岸花とアゲハ

午前中は北風が強かった。
多摩川の交通公園に久しぶりに行ったが、更に強い風で、空は雲ひとつない青空。
チョウゲンボウが飛んだが、サシバは見られなかった。
ノビタキも見られず。
鳥見の人は数人いたが、顔見知りには会えなかった。
バッタは多いが、キリギリスは少ない。
桜ヶ丘公園に寄ると、ナガサキアゲハらしきものを見かけた。それと、ここでもアカボシゴマダラがいた。
毎日見ない日はないくらいである。
そして、長池公園にも寄った。
はるか上空でグルグルと輪を描いているサシバが一羽。どんどん上空に上がって、西へスーと流れるように渡って行った。写真にも撮ったが、点であった。もう少し早く気が付けが良かったのだが。
ブッドレアにはミドリヒョウモン、メスグロヒョウモンがいた。
ここでも、アカボシゴマダラを見た。

ヒガンバナにはアゲハが蜜を吸いに来た。
P9202394w750


| | コメント (2)

顔のような葉っぱだが・・・・

この葉っぱは、顔のように見えた。
でも良く見ると・・・・
毛虫の苦手な人は拡大しないで下さい。
P9071642w750

サルトリイバラの葉が、かじられていたら、裏返してみます。
すると、こんな目がぱっちりのかわいい顔が見えました。
でもこの目も口も、ルリタテハの幼虫です。

数日後には、こんなでした。
P9091839w750

ところが、更に数日後には1匹だけ小さいのがいるだけでした。
幼虫はどんどん減っていきます。

クロコノマチョウの幼虫もどんどん減っていきます。
鳥の餌になるのか、他の昆虫やクモの餌になるのか、と思っていたら、先日現場を見ました。
バッタの仲間がいるなと顔を近づけると、ぱっと飛んで逃げた。
あとには、食いちぎられたからだと、そのまま残った終齢幼虫のクロコノマチョウの頭がありました。
きっとあれだけ大きい身体だと、ご馳走なのでしょうね。
毎日繰り返されている日常だと思いますが、観察していた幼虫が襲われると、やっぱり気分はね!!!
その写真は載せません。

| | コメント (2)

ナガサキアゲハ

南方系の蝶で、生息地を北へ広げているのが増えている。
クロコノマチョウもそうだが、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、ムラサキツバメ等は東京でも見られるようになり、その他に北上が観察されているのが、ミカドアゲハ、イシガケチョウ、タテハモドキ、ウスイロコノマチョウである。
ナガサキアゲハが長池公園周辺で見られているので、写真を撮りたいのだが、なかなか難しい。
先日ようやく証拠写真として撮ることができた。
オスは真っ黒でアゲハチョウ類には通常ある尾状突起がない。
これは2006年に長池公園で撮影したものである。
P7238261w750

今年は、メスが飛んでいた。
こちらは、真黒ではなく白と赤が入っている。
P9071630w750

尾根幹線沿いのクサギに来ていたが、カラスアゲハに追いかけられていた。
P9071634w750

何でも地球温暖化の原因としたくはないが、年平均気温が15℃を越えるとナガサキアゲハが生息するという報告もあった。→クリック

| | コメント (2)

クロコノマチョウ羽化

クロコノマチョウの幼虫が前蛹になり蛹になったのが8月26日であった。同時期にもうひとつ見つけて、いつ羽化するのかと思っていた。(中央上部と下部に蛹がある)
P8291058w750

8月26日のブログに載せた上部の蛹は、一昨日黒くなってそろそろ羽化しそうな感じであった。
P9101915w750

一方、下部の同時期に蛹になったもうひとつは、まだ緑色であるのが少し気になっていた。
P9101907w750

昨日は見にいけなかったのだが、今朝行ってみるとすでに羽化していた。
P9122021w750

ところが、予想に反して、これは下部の緑色の蛹の方で、黒い色の蛹はまだそのままである。
ということは、こちらはもうすでに死んでしまったか、寄生されているのだろうか。

蛹の期間が17日くらいであった。
羽化したクロコノマチョウは、翅の形がややとがっている秋型である。
このまま今から、来年の春まで成虫のままで越冬するとしたら、ずいぶん長期になる。

| | コメント (4)

ウラナミシジミ

長池公園自然館脇のヤブツルアズキに黄色い花が咲いている。
そこに、ウラナミシジミがいた。
P9081712w750a

このチョウは、なぜかサシバの渡りの時期になると見ている気がする。
調べてみると、過去の撮影日はすべて9月か10月であった。
長池公園生き物図鑑を見ても同じであった。
越冬するのは太平洋岸の暖かい海岸地帯。房総半島が北限とのことである。
そして世代交代しながら北上して、初冬には日本中で見られるようになる。しかし、寒い地域では越冬は出来ない。
ヤブルツアズキのところにはメスが2頭見られ、産卵していた。
卵はややつぶれたような形で、1mm以下の本当に小さなものだった。
P9081808w750

小学館の自然観察シリーズの日本のチョウでは、越冬態が「?」になっていた。
幼虫図鑑を調べてみると、なんと驚いたことに、「卵、幼虫、蛹、成虫」となっている。
こんなのもあるのだ???


| | コメント (2)

クロコノマチョウ その3

9月になると、とたんにアオマツムシの声が騒がしく聞こえるようになって来た。

このところ、クロコノマチョウに魅せられておりまして、その後の様子です。
産みたての卵は半透明(8/26の記事参照)であるが、孵化する直前には黒くなるというので探したら、こんなのが見つかった。
P9021253w750
一齢幼虫の顔が見えるようで、なんともかわいい。これは翌日には幼虫になっていた。

今日は、脱皮が見たいと思っていると集団の中に丁度脱皮したばかりの幼虫が1匹いた。3齢か4齢の幼虫だろうか。
まだ顔が白く、脱皮したばかりで、頭の部分は顔の前に脱いだ仮面のような頭があり、本体の殻はお尻の方に脱いであった。
8:59
P9051358w750a

顔をのぞいてみると、まだほとんど色がない。
9:00
P9051365w750a

徐々に顔に色が付いてきて、1時間ほどするとこんな顔になってきた。
これは、探していた周辺だけが黒い顔である。
10:04
P9051504w750

それから、2時間ほど他で撮影して、帰りにもう一度寄ってみると、もうしっかりとした顔になって脱皮した古い仮面は食べてしまったのだろうか、口の周りになにかがあるだけである。
12:17
P9051551w750a

この幼虫の仲間の、遅れて脱皮を始めたものはしっかり観察できて、脱皮の仕方が良くわかったが、その話しは別の機会に・・・・・

| | コメント (4)

クロコノマチョウ その2

台風の直撃はなかったが、昨日はけっこう風雨は強かった。
小さなクロコノマチョウの幼虫はどうなったのかと見に行ってみたら、何のことはない、水滴がいっぱい付いている葉っぱを、みんなそろって元気に食べていた。
P9011116w750

違う葉っぱでは、顔にヨシの食べかすをいっぱい付けて、食べ始めたのもいた。
P9011199w750

じっと寝ていることが多いのだが、今日は丁度食事時間だったようだ。
しかし、誰に教わることもなく、卵から孵ればすぐにその殻を食べ、そして葉っぱを食べ始める。
集団生活をして、脱皮を繰り返し、ある大きさになると別の葉っぱに移動して、兄弟と別れて行くものもいる。
P9011155w750

生き残るのは、一部だがたくましいものだ。
そして、災難にあわなかったのが成虫になるのだが、羽化したばかりのようなきれいな夏型のクロコノマチョウがいた。
P9011192w750

しかし、これも子孫を残して死んでしまう。
そして生れた秋型の成虫が越冬することになるが、そのときに東京の寒さが越冬できるかどうかの分れ目になる。

南方系の蝶であるが、観察できる回数は確実に多くなってきている。

| | コメント (6)

クロコノマチョウ

今年も、長池公園の築池のデッキでマミズクラゲが見られる季節となった。
2005年のブログ→クリック
2006年のブログ→クリック

ただし、1円玉位の大きさで数は少ないし、さざ波が立つと見えないしで、大変見難い。
条件の良い時に上のほうに上がってきた時にやっと見えるくらいである。

ところで本題のクロコノマチョウである。
先日、クロコノマチョウを撮影したので、是非幼虫を撮影してみたいと思っていた。
クロコノマチョウの写真→クリック

南方系の蝶であるが、最近このあたりでもだんだん見られるようになってきたものである。
今年は幼虫が良く見られるというので、ヨシの葉裏を丹念に見ていった。
たぶん、食痕がある葉であろうと考えて、それらしいのをめくると卵と一齢幼虫がいた。
たぶんこれがクロコノマチョウの幼虫だろうと思う。
P8250983w750

違う葉には、二齢幼虫らしき集団もいる。
P8250981w750

そして産みたてのような卵もあった。
P8250979w750

ところが探している終齢幼虫は見つからない。
大変ユニークなかわいい顔をしているようなので、撮りたかったのだが。
でも、蛹になりかかっている前蛹を見つけた。
P8250964w750

24時間後に行ってみるとすでに立派な蛹になって翅のような物が透けて見えていた。
幼虫時代の身体はいったん解けるようにして成虫の身体を蛹の内部で作るというのだが、昆虫の時間はすごい速さで進むので驚く。
P8260990w750

そんなわけで、クロコノマチョウの終齢幼虫の、ユニークな顔の写真はしばらくおあずけである。


| | コメント (0)

より以前の記事一覧