スジグロシロチョウ

昨日は、久しぶりに銀座へ出かけて、二つの写真展を見てきた。

一つはホームページ「南大沢の自然」で紹介した、関洋さんの「都市蝶」という写真展
日比谷公園のゴマダラチョウや、上野公園のサトキマダラヒカゲなどワイドレンズで撮影してとても素晴らしい。

もう一つはニコンサロンの藤田 満写真展「海に日は照る」を見た。
こちらも個人的には感動するほど良かった。

さて、南大沢に戻ります。
先日、天気の良い日に鑓水の田んぼへ行ってみたら、沢山のチョウが見られた。
その中で、スジグロシロチョウが大根畑で舞っていた。
そして、どうも産卵しているようである。
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飛び立った後に、この辺りに産卵したなと、大根の葉を見ると、小さな卵が見つかった。
長細い、筋が入ったきれいな卵である。
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これから、蛹になって越冬するのだと思うが間に合うのだろうか。

ところでスジグロシロチョウの仲間は、スジグロシロチョウ、ヤマトスジグロシロチョウ、そして北海道にはエゾスジグロシロチョウがいる。
識別が難しいので、ここではスジグロシロチョウとしておきます。

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カバマダラ

台風26号は伊豆大島に大きな被害をもたらしたが、そのあとの27号も同じようなコースで大型だと言う。
更に28号も出来ていると言うが、一体どうなっているのだろう。
毎週の到来である。

この南方で発生する台風は南方の鳥を連れてくることがあり、台風の去った後に太平洋岸では日本では珍しい鳥が見られることがある。銚子にわざわざ見に行く人もいるようである。

同じように、沖縄付近を通過した後に本土へ近付く台風は、時に沖縄のチョウやトンボを連れてくることがある。
そんな台風が連れて来たのかどうかは定かではないのだが、夏ごろから横浜市の公園で、カバマダラと言う沖縄のチョウが複数見られていた。

何年も前に宮古島でスジグロカバマダラと言うのは見たが、その時カバマダラには出会えなかった。
横浜で見られるのならと一週間ほど前に行ってみた。

その公園にはフジバカマが植えられていて、そこに飛んでいた。
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そのうち花で吸蜜を始めた。
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このチョウは、トウワタやフウセントウワタが食草でこれには毒を含んでいる。
幼虫の時に盛んに食べるので成虫も毒を含んでいる。

ツマグロヒョウモンのメスは、このカバマダラに擬態していると言う。
確かに似ている。
(以前、別の場所で撮影したものです。)
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ちなみにスジグロカバマダラは名前の通り黒いスジが多いが、これも毒を含んでいる。
(以前、宮古島で撮影したものです。)
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東京のツマグロヒョウモンのメスが、基本的に沖縄にしかいないチョウの真似をしても、捕食者の鳥は学習してないので効果があるのだろうか。
何故メスだけが擬態して、オスはふつうのヒョウモンチョウの模様なのかも、仮説は色々あるが不明だそうである。

この公園にはトウワタはないので、仲間のガガイモに産卵して世代交代しているそうだ。

残念ながら行った時はメスの産卵は見られなくて、数頭のオスしか見られなかったが、優雅に飛び回っていた。
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その後、台風26号が来て、この公園は災害時の遊水池なので、全体が水没してしまったと言う事で、ほとんど見られなくなってしまったようだ。
九州あたりでは以前は見られなかった沖縄のチョウが見られるようになったりしているので、関東あたりでもだんだん見られるチョウやトンボも変わってきそうである。

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秋晴れの日 長池公園

今日は午後から雲が出てきたが、昨日の日中は雲ひとつない秋晴れの気持ちの良い日だった。
午前中、長池公園に行ってのんびり写真を撮って来た。

里山クラブの作業小屋の壁に何かいた。
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近寄ってみると、カナヘビが垂直の壁に張り付いて日光浴をしている。
影と一体になっていて、最初は何だろうと思ってしまった。
「こんな苦しい形でなく平らなところの方が楽では?」と言ったら、たぶん「勝手だろう、ちっとも苦しくなんかないのだから。」と言われそう。

水車小屋の柿の木の下に、キタテハとコミスジかなり近寄っていた。
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良く見ると、水滴がポタポタと落ちてきて落ち葉が濡れている。
どうやら、熟している柿の実からしずくが落ちているようだ。


柿の葉の紅葉したのは、どうしてこんない複雑な色をしているのだろう。
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毎年気に入ったのを見つけては撮影してしまう。

さてこの日長池公園に行った目的は、マユミにいるかもしれない虫を探したかったから。
西エントランスには何本もマユミがあるが、赤い実がたくさんなって、キバラヘリカメムシの幼虫、成虫と今年は多い。
これは成虫。なかなかしゃれた色とデザイン。
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でも、探しているのはこの虫ではない。
10本以上のマユミを見て歩いてやっと見つけた。
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6mmくらいのゾウムシにしては大きいが、真っ黒なサメハダヒメゾウムシ。
一昨日、横浜の新治市民の森でマユミにいたのを初めて見た。
マユミにいるのなら長池公園でも探そうと思って、やっと一匹だけ見つけた。
マユミの葉の裏を熱心に食べているところだった。

ところが、今日はどうしても見つけることが出来なかった。

ゾウムシを探し出したら、これが面白くて、これについてはまたの機会に。

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ハチオウジアザミに来たオオウラギンスジヒョウモン

最近新種とされたハチオウジアザミが長池公園で咲いている。
以前は自然館の近くにあるブッドレアにいろいろなチョウが来たのだが、最近はほとんど来なくなってしまった。
代わりに、このハチオウジアザミには、チョウだけでなくたくさんの昆虫が来ている。
第一デッキのところのは大きすぎて倒れかかってきており、かえって昆虫の撮影には都合が良い。
何しろ背丈があり、花がたくさんついているので蜜を吸いやすいのか、チョウ、ハチ、ガ、ハナムグリと種々見られて飽きない。
植物好きの方はハチオウジアザミが見たくて来るが、昆虫好きにはこれまた素晴らしい花である。

先日は、オオウラギンスジヒョウモンのメスが来ていた。
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上から見ると大型でなかなか美しい。前翅先端に白い点があるので♀。
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後翅の裏には点々と白いすじがある。
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ヒョウモンチョウの識別はなかなか難しいが、この辺りで見られるのは限られているので、ちゃんと撮影出来ればそれほど難しくはない。


以前はこの辺りでは大変珍しい蝶であったようだが、最近は少しずつ観察例が増えてきたようだ。
と言っても、僕が長池公園で見るのは2009年以来2回目である。

まだ蝶をあまり知らない頃の2004年6月に、小野路でヒョウモンチョウを見つけて撮影していた時、後ろから突然 「珍しい!! オオウラギンスジヒョウモンがこのあたりでもいるのですね?」 と話しかけられた。
この時、初めてお会いしたAさんでした。
オオウラギンスジヒョウモンが珍しい事も知らずに撮っていたのだが、Aさんにはその後観察会で会うようになり、今でもチョウについていろいろ教えてもらっている大先輩です。


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アオスジアゲハ

まだまだ暑い日が続いていますが、もうピークは過ぎたのだろうか。

先日、大平公園を通りかかると、水道水の水たまりでアオスジアゲハが吸水していた。
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アオスジアゲハは飛ぶのも早く、花に来ても飛びながらの吸蜜が多く、なかなかじっくりと撮影することが難しい蝶である。
吸水時はマクロレンズで撮影するには良いチャンスである。
それでも数秒吸っては飛び立ちを繰り返している。
水たまりの近くにしゃがんでじっとしていると、まわりを飛びながら数秒づつ吸水している。
やがて慣れてくると、だんだん吸水時間が長くなり画面いっぱいくらいに撮れるようになった。
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残念ながら翅の上部が少し欠けてしまった。
でも、これほど近くで撮影したことはなかった。
更にアップにして撮影した。
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脚が緑色だったのは知らなかった。

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舘野鴻 絵本「ぎふちょう」 原画展

すでに長池公園の自然館で開催中なのですが、下記原画展を見てきました。
絵本「ぎふちょう」の大きな原画が展示されておりますが、これが実際に見るとびっくりするくらい素晴らしいです。
僕は絵が描けないので、「あー、こんなアングルの、こんな構図の、こんな色の写真が撮りたいなあ!!」 と、ため息が出てしまった。

今日は暑かったせいか、数人の人しかいなくて、じっくりと見ることが出来ました。
絵本や雑誌等もたくさん置かれており、絵葉書も販売されていました。

興味のある方は、是非この機会にご覧ください。
お勧めです。


以前にも舘野さんの展示会がここであり、トークショーもありましたが、今回もトークショーがあるそうです。

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舘野鴻(たてのひろし) 絵本「ぎふちょう」 原画展

長池公園自然館  第二展示室
2013/8/8(木)~8/30(金) 9:00~17:00

長池公園自然館の展示案内


20130808


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南大沢では見られない

数日東京もやや過ごしやすいようである。
あの、猛烈の暑さの時に用事がありしばらく涼しい北海道へ出かけていたので、久しぶりの更新です。

内陸部ではなく海沿いなので朝夕は涼しいくらいで、東京の人には申し訳ないくらい快適でした。
しかし所用の為、その合間にちょっとづつ時間を作って、少しだけ撮影をしてきました。

やはり、南大沢では見ることのできないチョウやトンボを見ると、わくわくしてきますね。

チョウは、数種類撮れました。

エゾシロチョウはあまり撮ったことがなかったのですが、モンシロチョウよりも少し大型でした。
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フタスジチョウは、今が時期なのか沢山見かけました。
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ヒョウモンチョウも沢山見かけました。
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これは、たぶんあっていると思いますが、良く似ているコヒョウモンも撮れたと思うのですが、まだ整理できていません。

ヒメシジミも、似た種類がいるのですが、たぶんヒメシジミでしょう。
数は少ないのですが、ていへんきれいでした。
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カシワの木のそばでは上の方でミドリシジミの仲間が卍巴飛翔をしていました。
たぶん、ジョウザンミドリシジミかハヤシミドリシジミでしょう。
数秒間と短く、上の方での飛翔なので、証拠写真程度で良い写真は撮れませんでした。

トンボでは、ルリイトトンボが沢山いました。
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これは、たぶんオゼイトトンボだと思います。
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キタイトトンボも似ているのですが、この地域はちょうど両者がいるところなので、区分けが難しいです。
もし違っているのがあったら、ご指摘いただきたいと思います。

これから、また南大沢の周辺を回りますが、何しろ暑さに弱いので、のんびりと撮影していきます。


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金色に輝く突起のあるサナギ

友人のKさんからメールが来て、チョウのサナギの写真が添付されていた。
自宅で見つけたのだが、金色の突起のある蛹は何でしょうかと言う問い合わせである。

ツマグロヒョウモンのサナギだった。
ツマグロヒョウモンは、最近10年くらいだろうか、東京でも見られるようになった蝶である。
スミレやパンジーが食草で、繁殖力が強いので、急に増えてきた。
どういうわけか成虫の写真は沢山あるのだが、サナギの写真はないので、早速見に行った。

なるほど突起が金色に輝いている。
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先島諸島にいるオオゴマダラは全体が金色のサナギだが、これは突起だけ金色だった。
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これはどういう意味があるのだろうか。
いかにも熱帯系と言うか南方のチョウらしい色である。

ツマグロヒョウモンと言うのはメスの翅の先が黒いからで、こんなチョウです。
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オスはヒョウモン柄だけで、翅の先が黒くはない。
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Kさん宅は、バラや草花がいっぱいの素晴らしい庭で、パンジーも育てているので、良くツマグロヒョウモンが産卵に来ると言う。
奥さまによると、頭のいいチョウで、追い払っても追い払ってもきて、葉に産卵すると言う。それを見つけて駆除すると、次には根元の茎の見つけにくいところに産卵し、それも駆除すると、鉢やプランターに産卵すると言っていた。

初めて多摩川でオスを見た時はなんというヒョウモンチョウかわからず、びっくりしたことを思い出した。
温暖化で関東にも進出したとか、スミレが食草だったのだがパンジーやスミレの園芸種をガーデニングブームで沢山栽培されているから増えたとか言われているが、本当はどうなのだろう。

かなり気の強いチョウで、大栗川で縄張りを張っているオスがツバメを追いかけているのを見たことがある。

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コムラサキ

なかなか南大沢でコムラサキと言う蝶に出会う事はないのだが、先日は20分くらいゆっくりと見ることが出来た。
曇っていたので、あまり光っていないが、オスは紫色に光るきれいな蝶である。

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オオムラサキよりも小さいと言う事でコムラサキと言う名前だが、翅裏もシックでなかなかいい。

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実は、こんなところで飛び回っていた。

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池の脇にも飛んで行ったが、水分を取るためだったのだろうか。

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人通りの多い遊歩道なのだが、何が気に入ったのか、見つけてから20分ほど飛びまわってくれたので、じっくり撮ることが出来た。

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チョウいろいろ

梅雨に入ったら、天気が良くなってしまった。
この事を、朝のNHKラジオスッピンで、「梅雨のずる休み」と言っていたが、そんな感じ。
もっとも、梅雨入りしましたと言っても、梅雨が完全に終わってから、東京の今年の梅雨はいつからいつまででしたと決定するそうです???

一週間前のカミキリムシがたくさんいた伐採木も、今はまったくいません。
散らばってしまったのでしょうか?
条件がいい時に出会わないと同じ場所でもだめなようです。


今年もアカシジミとウラナミアカシジミがたくさん出てきました。
先日は、我が家の窓から、ちらちらと赤いシジミチョウが飛ぶのが見えたくらいです。

まず、アカシジミ。

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ウラナミアカシジミを真上から撮ると、尻の方も頭に似せているような感じ。

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ミズイロオナガシジミが珍しく翅を開いていた。
羽化したばかりなのだろう。

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ヒオドシチョウの幼虫やさなぎは沢山見たのだが、成虫になかなか出会わなかったが、やっと見ることが出来た。
幼虫期間は無事に過ごせても蛹になる為に歩き回る時が危険で、蛹になってからも数日でなくなってしまう事がある。鳥の仕業だろうか。
このチョウもなかなか開翅しなかったが、開いた瞬間である。

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イチモンジチョウもいた。

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今日は、イチモンジチョウの小さな幼虫を初めて見た。
ここのスイカズラにいたよと、教えてもらわなければ見つけられない。
これは別の機会に載せます。

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