南大沢の魅力 遊歩道4
3回にわたり書いた南大沢周辺の遊歩道ですが、南大地区に別所地区や上小山田方面も載せた、その全体図は次の通りです。
(地図をクリックすると大きくなります)
1回目に「歩車分離設計」という考えで、歩行者の安全と、車の流れを円滑にする工夫で作られた街と書きました。
これはラドバーン方式といわれ、アメリカ合衆国ニュージャージー州ラドバーンのニュータウン開発における歩行者と自動車分離の計画手法とのことです。
自動車道路とは異なる歩行者用通路が各住区と接していて,歩行者が自動車道路を横切らずに学校や公共施設に行ける構造になっており、緑地空間を多く生む利点もあり,世界各国のニュータウン開発や住宅地開発に影響を与えたとのことです。
また、住宅地内を住民に関係のない車が通り抜けできないようにするために、区画内道路を袋小路にしているとありました。
全てではないのですが、一つの団地やまとまった住宅地が確かにこのように作られています。
確かに私も間違えてある団地に入ってしまい、結局入口へ戻って自動車道路に出たということがあります。
これに対し、あまり行き過ぎない「歩車共存設計」を導入する住宅地開発もあるようです。
南大沢地区は「歩車分離設計」が徹底していて、別所地区別所地区は歩車共存に近いような気がします。
南大沢地区は何しろ歩道橋が多く作られています。
それが国道20号などに多くあるような、自動車優先というか歩行者が階段を登って、道路を歩道橋で越えてまた階段を下りるというのではなくて、平面で歩いていると自然に道路を越えてしまうという歩道橋です。
歩道橋といっても様々で、丸い大きな「輪舞歩道橋」や、130mほどのとても長い「見晴歩道橋」や、駅前の広場のような歩道橋とは思えない「南大沢歩道橋」など数えきれないくらいあります。
また、それらの歩道橋には階段やスロープがあって下の道路のバス停にもすぐに行けます。
そしてその道路両側にはガードレールや植え込みで区切られた歩道があり、次の交差点や横断歩道までは安全に休みなく歩くことができる。
ちなみにそんな歩道を紺色の線で一部書いてみたら、かなりあることが分かった。
これらをすべて合わせると、相当な距離になりそうである。
ゆっくりと遊歩道を歩きながら、気になったところ、気にいったところ見つけるのも楽しいです。
今までに載せたところもありますが、桜やハクモクレンの花が、きれいに咲き続く遊歩道、気持ちの良い歩道橋とそこからの眺め、道端のオブジェ等々です。
それらを、別の機会に紹介してみたいなと思っています。
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