ムラサキシジミ
一昨年はウラゴマダラシジミ、昨年はミズイロオナガシジミとシジミチョウの仲間の幼虫を飼育してきた。
それは偶然の成行で、今年はこれを育ててみようと言うわけではなく、たまたま幼虫を見つけたので飼育してみようかと思ったのだ。
少し前のことになりますが、今年も、これまた偶然ムラサキシジミの産卵に出会い、1卵だけ飼育してみることにした。
ムラサキシジミはなかなか美しいし、比較的多いシジミチョウである。
南大沢駅に近い南大沢大橋のたもとにあるシラカシに、ムラサキシジミが来て産卵しているのを見つけた。
5月4日のことである。
いくつも産卵していたので、1卵だけ枝に付いたまま持ち帰って、卵を撮影してみた。
新芽の脇の卵は、真っ白でなかなか美しい。
6日後の5月10日に、幼虫が出てきた。
そろそろだと思っていたのだが、気が付いたときには出てしまっていた。
翌日はどうしても見つからない。新芽にもぐってしまったようだ。
2日後の5月12日に、少し大きくなったのを見つけた。
でも、またもぐろうとしている。
この頃は、糞も本当に小さくてわからないくらい。
(上の写真と拡大率は違います。)
幼虫になって12日目の5月22日になると、ものすごい食欲で糞もすごい量である。
新鮮な葉を採って来て、何回か古いのと交換した。
食べている葉の下からのぞくとなんとも小さな見えるのだか見えないのだかわからないような眼が付いていた。
そして、5月27日に初めて枝や葉から降りて飼育容器の天井を歩き回って隅に落ち着いた。
蛹になるようだ。
ところが翌日また葉に戻って、蛹になった。
ところが、葉は次第に枯れてきて硬く丸まってしまった。
でも、左半分あいているので羽化できるだろうと思っていたのだが、とうとう羽化しなかった。
蛹の左が頭と思い込んでいたのだが、右を向いていたようだ。
硬い葉のせいで羽化できなかったのか??
もし、そうだとしたら、かわいそうなことをしてしまった。
葉を切り開いておけば良かったのかもしれない。
きれいなムラサキシジミが出てくるとばかり思い込んでいたのだが・・・・・
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