アカボシゴマダラ
近年、アカボシゴマダラが急激に増えてきた。
日本には奄美大島だけにいたのだが、誰かが中国から持ち込んで、神奈川県で放したものが拡大したということのようです。
小さな細い葉も出ていないエノキに、一匹の小さなアカボシゴマダラの幼虫がいたのが3月下旬。
根元の落ち葉の下で越冬していたのが、暖かくなって登ってきた。
4月1日の幼虫ですが、まだエノキに葉はない。
エノキは、中央の細い木で2mくらいの高さである。
4月13日になっても葉は出ていないが、4、5匹に幼虫は増えてきた。
4月20日になって葉が出てくると、幼虫たちはもりもりと食べ始めた。
4月の24日になると葉も出てくるのだが、最大8匹の幼虫となり、次々と食べられてしまい、これでは食糧難だ。
5月2日になると、葉が全部食べられてしまった枝も出てきた。
そのうち幼虫はだんだんと減ってきた。
何者かに取られてしまうのか、どこかへ移動して蛹になったのか、よくわからない。
これは5月16日にいた幼虫。
じっとしていると、なかなか見つけにくい。
アカボシゴマダラと言うが、春型と言うのは赤い星がほとんどないので、初めて見たときには何のチョウかと思ってしまう。
今週あたりから急激に羽化し始めたようだ。
次の写真は、今年はまだ春型を撮影していないので、昨年撮影したものです。
アカボシゴマダラが勢力を伸ばしてきたせいか、以前からいるゴマダラチョウを見る機会が減ってきたような気がする。
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