ツマグロヒョウモン
大型の台風はゆっくりした進み方だったので、大変な被害をもたらした。
何千ミリの雨が数日で降ると言うのは、考えられないが、それも想定した対応が今後必要になると、どれだけの規模になるのだろうか。
9月に入ってから、台風の影響もあり、また別の事情もあり、一枚も写真を撮っていなかったのだが、久しぶりに天気も良くなったので少し撮影した。
まず、目についたのが、ツマグロヒョウモンのメスだった。
2004年に、多摩川ではじめて見た時にはびっくりした。
手持ちの古い図鑑では、分布は本州南西部以南となっている。
他のヒョウモンチョウは、年1回の発生が多いが、ツマグロヒョウモンは年に5回くらい発生するので、秋になると大変目にすることが多い。
関東に現れてから、あっという間に一番見られるヒョウモンチョウになってしまった。
チョウ全体で見ても目にする機会が大変多い。
スミレが食草だが、園芸種のパンジーでも繁殖すると言うことや、温暖化で幼虫が越冬できる地域が北へ進んだことや、いろいろな条件で増えてきたようだ。
以前大栗川で観察していたら、縄張りを張っているオスがいて、イワツバメが飛んでくると、すぐに発信して何度でも追いかけていた。
イワツバメはスーと飛んで行ってしまうのだが、このオスは、自分が追い払ったと思いこんでいるのだろうか。
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ツマグロヒョウモンの歴史を初めて
知り、ビックリです!
普通に飛んでいる蝶として何の疑問も
なく、見ていましたから…とても勉強に
なりました。
しかし、これも地球温暖化の影響
なんでしょうね。
毎年の様に上がっていく気温、自然災害、
一体、これからどうなるんでしょうね?
投稿: papurika | 2011.09.07 20:32
papurikaさん、こんばんは。
そうなんですよね、何でも温暖化だからと言いたくないのですが、越冬できるかどうかですから、やはり何らかの影響はあるのでしょう。
クロコノマチョウやナガサキアゲハも、東京では最近やっと撮影できるようになった蝶ですね。
投稿: 秀 | 2011.09.07 21:23