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2012.09.11

アリジゴク

子供の頃、神社等の縁の下の乾いた土にすり鉢状の穴を見つけ、アリジゴクを掘り出したことがあった。
当時は、いろいろなところに、たくさんあったような記憶がある。
アリが落ちてしまうと(アリを捕まえて入れてみたのかもしれない)、砂をかけられて底にいるアリジゴクにつかまってしまった。
このアリジゴクは、ウスバカゲロウの幼虫である。

マンションの1階のベランダの下に乾いた土があり、ここに沢山のすり鉢状の穴がある。

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あるのは知っていたが、あらためて見るとすべてと言っていいほどのベランダの下に、何十ものすり鉢穴がある。
スコップで掘ってみるとすぐに幼虫が見つかった。

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スコップの上で手持ち撮影では良く撮れないので、別の個体だが一匹透明容器に入れて持ち帰って三脚を使用して撮影したが、照明をあてて苦労した割には特別良くは撮れなかった。

A9094824wa800


一年中すり鉢状の穴があるように思ったので、調べてみると、幼虫期間は数年とある。
これも1年と思いこんでいたので、意外だった。
めったに餌にありつけないので、成長が遅いのだろうか。
そして、この体では後ろにしか進めなくて、容器の中でも移動は後ろへ後ろへと動いていた。


ちなみに成虫のウスバカゲロウはこんな形である。

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これは、この巣の脇にある階段室の壁にいたのを数年前に撮影したものである。

カゲロウの仲間は種類が多く、清流にすむカゲロウはカゲロウ目で、ウスバカゲロウはアミメカゲロウ目で少し離れた仲間である。
同じアミメカゲロウ目で近いのは、クサカゲロウや、ツノトンボや、カマキリモドキや、ヘビトンボである。

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昆虫」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
名前は覚えていますが、この姿を見たのは小学生の頃以来です。とても興味深い写真でした。

多摩NTの住人さん、こんばんは。

子供の頃は、虫探しや虫捕りが、遊びの中に占める割合が、今の子供よりもずっと多かったですね。
自分でも、久しぶりに見ました。

今は、虫好きの子供は少数派ですが、アリジゴクを捕まえたりするのだろうか。

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