セセリチョウの吸い戻し
数日前の暑い日、道路でセセリチョウが地表近くを行ったり来たりと飛んでいた。
道路にとまると小さいので見失ってしまいそうだった。
ゆっくり近づいて、地面すれすれから撮影してみた。
翅の裏しか見られないのと、ほとんど斑紋も消えたように見えないので、さて何セセリだろう。
チャバネセセリのようだが?
このセセリチョウは、一か所にとまったら動かなくなり、熱心に口吻(ストロー)をお尻の方に伸ばしている。
実は、道路上のカラカラに乾いた鳥の糞の様なものにとまっている。
これは、乾いた糞を自分のおしっこで溶かして吸う、セセリチョウに良く見られる吸い戻し行動といわれるもの。
人間から見れば、えー何でそんなことするのと思ってしまうが、セセリチョウの世界では当たり前のことなのだろう。
この写真では良くわからなかったが、以前撮ったオオチャバネセセリは、お尻に水滴がついて、口吻をやはり大きく伸ばしている。
ミネラルや、窒素を取り入れているのだろうか。
一般的な蝶のオスの給水行動よりは、効率がよさそうである。
このセセリチョウの吸い戻しもオスだけの行動だとか???
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1枚目のようなシーンは見たことがありませんが、つい最近↓↓こんな研究成果が発表されています。
ご参考まで。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120910-OYT1T00612.htm?from=main8
投稿: Akakokko | 2012.09.17 23:38
Akakokkoさん、こんにちは。
面白い情報をありがとうございました。
アンモニアや、窒素を摂取しているのだろうと言う記事は見たことがあります。
でも、これは具体的な研究ですね。
何故、給水するのはオスだけなのか、メスは卵子の為にミネラル分を補給しなくてもよいのかなど、身近な昆虫でもまだまだ不明の事がいっぱいあるようですね。
投稿: 秀 | 2012.09.18 11:27