カツラの紅葉
北国や山では紅葉が真っ盛りのところがあるが、南大沢でも、徐々に紅葉が進んでいる。
陽あたりの良いところではカツラの紅葉が始まっている。
大平公園でも、清水入緑地の遊歩道でも、柏木小から首都大の西側のバス通りの街路樹でも、カツラは色付き始めた。
清水入緑地遊歩道のカツラ(手前のケヤキも黄色くなっているが、後ろのコナラはまだ緑が濃い)
この時期、この樹のそばを通ると甘いかすかな匂いがする。
これを醤油の匂いとか、煎餅の匂いとか、キャラメルの匂いとか言われる。
この芳香成分は、「マルトール maltol 」と言うらしい。
緑や黄色の木に付いた状態の葉ではあまり匂わないが、落ち葉になって地面で少し湿ると匂うようである。
カツラの木があったら、お試しください。
« 10月下旬の虫たち | トップページ | ポプラ »
「植物」カテゴリの記事
- ジャケツイバラ 2025(2025.05.07)
- ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)満開 2025(2025.04.29)
- 桜を撮影 2025(2025.04.10)
- ヨウコウ 2025(2025.03.31)
- タマノホシザクラ 2025(2025.03.27)
コメント
« 10月下旬の虫たち | トップページ | ポプラ »
えっ、カツラって匂うのですか? 今度試してみます。
何回も撮ってますが匂いまで嗅いだことがない。勉強不足でした。
クサギやクスノキなんかしょっちゅう嗅いでいるのに。
上柚木公園は結構カツラが多く、いつも光を浴びて奇麗。
首都大内(大学広場)のカツラはだいぶ切られて寂しいですが。
投稿: 緑の惑星人 | 2012.11.01 19:35
緑の惑星人さん、こんばんは。
そうなのです。
ほのかに、でも確実に匂います。
南大沢には多いですよね、カツラは。
今が一番だと思うので、是非お試しあれ。
投稿: 秀 | 2012.11.01 21:23
「カツラ」は「香・いづる」が変化した語とか。
本来、中国の「桂」はギンモクセイで、月の中にこの樹があるという伝説があります。
昔は植物等の分類学などなかったので、匂いのする樹ということでカツラに当てられたのでしょう。
料理で使うローリエ(仏)つまりベイ(リーフ)を「月桂樹」と呼ぶのも上記の伝説からの誤用が元です。
投稿: 黒猫 | 2012.11.01 23:01
黒猫さん、こんにちは。
さすが、博識の黒猫さん、ありがとうございます。
南大沢だは、カツラが多く、今綺麗に色づいているところです。
昆虫はさすがに少なくなってきました。
投稿: 秀 | 2012.11.02 12:11
カツラの匂い
気がつきませんでした。
明日は、久しぶりに里山を歩いてみますので
注意してみます。
暖かい日中には、長池公園(里山ゾーン)の柿の実に
ウラギン、キタテハ、ルリタテハが来ないですかね?
投稿: 森のきのこ | 2012.11.02 17:18
こんにちは。
南大沢は桂の樹が多く見られて良いですね。
この甘い香りはとても好きです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012.11.02 21:25
森のきのこさん、こんばんは。
今日も上柚木公園へ行ったら、カツラの落ち葉があって良い香りがしました。
長池公園でウラギンシジミはよく見ますが、柿にいるのはメジロですね。
投稿: 秀 | 2012.11.02 22:40
多摩NTの住人さん、こんばんは。
この近辺では、カツラの樹は本当に多いですね。
それに、きれいに紅葉する街路樹も多いのがいいですね。
投稿: 秀 | 2012.11.02 22:46
「博識」なわけではありませんが、元・日本香料協会会員なので匂い関係の話題には強いのでしょう。
これからは二十三区内のマテバシイがある公園でムラサキツバメ探しをのんびりとやる季節です。
投稿: 黒猫 | 2012.11.04 01:32
黒猫さん、こんにちは。
それで、匂いについて詳しいのですね。
マテバシイは我が家の前にも多いのですが、ここでムラサキツバメを見たことがないです。
今年も南大沢でムラサキツバメを探してみますね。
投稿: 秀 | 2012.11.04 13:45
八王子市でも場所によって(もちろんマテバシイの多いところ)ではムラサキツバメがかなり発生しているようですからね。
投稿: 黒猫 | 2012.11.04 20:44
黒猫さん、こんばんは。
ムラサキツバメの集団で重なり合った越冬を見つけたいです。
投稿: 秀 | 2012.11.05 20:35