ムラサキシャチホコって何?
この写真は何でしょうか?
枯葉が丸まっているように見えますが。
数年これを探していたのですが、どうしても見ることが出来ませんでした。
実はこの写真は、ムラサキシャチホコと言う蛾の前翅で、丸まっているわけではなく一枚の平面の翅に模様がついているだけなのです。
先日Tさんから「ムラサキシャチホコを見つけた。午前中くらいならこのままいると思う。」とメールをもらった。ところが北海道にいる時だったので、本当に残念ながら行くことが出来なかった。
帰京してTさんに会うと、容器に入れたこの翅をわざわざ保存しておいてくれた。
鳥にやられたのか、夕方翅だけ落ちていたと言うのである。
わかっていて眺めても、丸まった枯葉に見える。
でも、翅だけの写真では本当のリアルさがないので、Tさんのブログの全体写真を見てください。→クリック
どう見ても、丸まった枯葉のように見えますよね。
鱗粉の色や大きさや傾きでこんな立体感が出るのでしょうか。
ムラサキシャチホコは、さほど珍しい蛾ではないとのことですが、なかなか出会えない。
幼虫はオニグルミの葉を食べて育つので、来年こそは是非見つけたいですね。
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これはすごい!!
まるで「だまし絵」ですね。一度出会ってみたいです。
投稿: 天道虫 | 2013.08.01 10:11
天道虫さん、こんにちは。
実物の翅を、まじまじと見ても丸まって見えます。
不思議です。
本物の成虫が見たいですね。
投稿: 秀 | 2013.08.01 14:37
いままで山梨県内の某駅に真夜中に着くと、毎年 100% の確率でムラサキシャチホコに遇えたのに、今年はその記録が途切れてしまいました。
何でも発生が早かったらしいです。
例年ふわふわ天使のように舞っていた純白半透明のキアシドクガも死骸が道に転がっているくらいでした。
大体蛾の種類が極端に少なかったし。
まあ、山梨はムラサキシャチホコが目当てでなくって、目的のクロミドリシジミが♂♀ともに見られたから(それも七回通ってやっと!)いいんですけどね。
投稿: euros | 2013.08.01 20:48
eurosさん、こんにちは。
そうですか、今年はいなかったですか。
行ってみようかと思っていましたが、発生が早かったのですか。
今年は、例年と違うみたいですね。
投稿: 秀 | 2013.08.02 11:19