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2017.03.25

コスミレ (カメラ内深度合成)

昨日、ハコベを撮影した時に、ほかの野草もいろいろと撮影し、深度合成もしてみた。

清水入緑地では、以前それは見事なコスミレの群落があったのだが、だんだん少なくなってきてしまった。

それでも、そこかしこにちょうど今咲き始めている。

A3248152w800


 
 

これは、60mmマクロレンズで、絞りF3.2で1mくらい離れての撮影であるが、この写真でははっきりしないが拡大すると、中央の花の唇弁だけにピントが合っていて、あとはボケてしまっている。

そこで絞りをF8にして、撮影したのが次の写真です。

A3248151w800


 
 

後ろの花にもピントが合っているが、背景のボケがうるさくなり花が浮き立たない。

こんな時に深度合成はどうかといろいろ試したら、こんな風になった。

A3248197w800


 
 


絞りはF2.8ですが、花全部にピントが合って、しかも背景はボケたままである。

カメラ内深度合成すると周辺がカットされるので、画角は違ってきています。

この時のデータは次の通りです。

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII
M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro
ISO感度400、F2.8 1/4,000秒
フォーカスステップ 4


実はこの時に何度も失敗しています。

風があるので花は常に揺れて、それもバラバラの方向に動く。

こんな時に撮影すると、カメラはしばらく考えているが、深度合成はできませんと表示されてしまいます。

昨日載せたハコベのように茎を手で持つ事もできないので、ひたすら風が来ない時を待ち、しかもシャッタースピードはなるべく早くして短時間で8枚撮り終わるようにします。

もう一つ重要なのが、フォーカスステップです。

この時はステップ4ですが、8枚撮って花びらにピントが合っているのは4枚で、手前2枚、奥2枚はピントが外れているので、多分4枚の合成でできているのだと思います。

では、ステップ1か2で撮影するともっとシャープに写るかというと、花の揺れを拾ってしまうのか、花びらが2重線になってしまいました。

ステップ10では2枚しかピントが合っていなくて、あとは前後にピントが外れて中央部分がピンボケでした。

つまり、どのレンズで、何cm離れて、ステップをいくつにすると、8枚撮影でピントが合うのは何センチから何センチとデータが必要になります。

どなたか調べた方がいるかもしれませんが、今度自分で確認してみようと思います。

なんだか、コスミレの季節便りよりも、撮影方法の説明になってしまいましたね。

まだまだ、試行錯誤中です。


 


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コメント

確かにスミレはシャープで、バックはボケ。求める理想ですね。
試行錯誤を沢山しないと1枚すら完成しない。忍耐まで必要なシンドイ合成?
でも一眼レフだから、色もこんなに綺麗なのですね。
スミレの種類の分類、未だにわかりませんし、覚えられません。

緑の惑星人さん、こんにちは。
昨日は、久しぶりの出会いでしたね。

以前は、ピントを手動で変えて何枚も撮って、パソコンソフトで作成なのでシンドイ合成でしたね。
それに比べると簡単ですよ。

スミレはこの近辺にある物から覚えていきました。


こんにちは。とても綺麗な写真ですね。とても参考になるお話でした。清水入緑地のコスミレは確かに数が減ってきましたね。

多摩NTの住人さん、こんばんは。

ありがとうございます。
もう、以前のようなコスミレ群落にはならないのでしょうか。
上への石段周辺の手入れがなされると、復活するのかな。

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